一気に評価アップ! 2023Jリーグ“ブレイク”ランキング26位。驚異的な反射神経! J1デビュー→日本代表入り
台頭する選手もいれば、大きく成績を落とす選手もいるが、2023シーズンに最もブレイクした選手は誰なのだろうか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値上昇額ランキングを順位ごとに紹介する。※2023年1月1日と2024年1月2日の市場価格を比較。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。各データはJリーグ公式サイトを参照。
26位:小島亨介(アルビレックス新潟) 生年月日:1997年1月30日(26歳) 市場価値の上昇額:25万ユーロ(約3500万円/83.3%UP) 市場価値の変動:30万ユーロ(約4200万円)→55万ユーロ(約7700万円) 2023リーグ戦成績:30試合34失点 名古屋グランパスの育成組織で育った小島亨介は、2013年にトップチームのメンバーに2種登録されたが、高校卒業後に早稲田大学に進学し、2019年に大分トリニータでプロとしてのキャリアを始めた。 プロ1年目はJ1でリーグ戦出場なしに終わると、翌2020シーズンにアルビレックス新潟に期限付き移籍となり、J2で22試合に出場した。2021シーズンはケガで出遅れたこともあって9試合の出場にとどまったが、完全移籍に切り替わった2022シーズンは1年間を通してレギュラーとして活躍し、J1昇格に貢献している。2023シーズンはプロ5年目にしてJ1デビューを飾り、30試合でゴールを守った。 その活躍は、日本代表の森保一監督の目にも留まり、昨年10月には前川黛也の離脱を受けて追加招集されている。小島は2020年に東京五輪世代を中心としたメンバーのときにA代表から呼ばれた経験があり、約4年ぶりの代表招集だった。 小島は反射神経に優れたGKで、2023シーズンのJリーグにおけるペナルティエリア内シュートのパンチ率がリーグ全体でトップの35.8%となっている。これはキャッチが少ないからというわけではなく、普通なら届かないようなシュートにも届いてしまうからこその数字だろう。 また、小島はビルドアップの能力も高い。後方から組み立てる際に良いポジションを取り、左足でパスを散らすことができる。相手の守り方に応じて、長短様々なパスを選択できる引き出しの多さも魅力で、攻守両面に置いて安定感のあるGKだ。
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