光市の市川市長が引退表明 5選不出馬へ 後継者像「光市を好きで、チャレンジ精神備えた人」
山口県光市の市川熙市長(76)は26日、次の市長選(10月20日告示、27日投開票)に立候補せず、11月の任期満了に伴って引退すると表明した。市議会定例会の一般質問で議員の質問に答えた。市川氏の引退で16年ぶりにトップが交代する。 市川氏は現在4期目。医療や教育、防災など力を入れた施策を振り返り「市民の皆さまとともに歩んできた」と述べた。「先行き不透明な時代。さらに長い時間軸で考えていく必要がある。次世代を担う新しいリーダーにバトンを引き継ぎたい」とし、後継者像について問われると「光市を好きでたまらない人で、チャレンジ精神を兼ね備えた人が望ましい」と語った。 市川氏は光市出身。1994年の旧光市議選で初当選。2004年の旧大和町との合併後初の光市議選で当選。04年から08年まで市議会議長を務めた。08年の市長選で初当選し、20年に4選を果たした。 次の市長選には、市議会副議長の笹井琢氏(57)が無所属での立候補を表明している。(久行大輝)
中国新聞社