47歳のガールズケイリン1期生、Z世代ともコミュニケーションは円滑「この職業ならでは。幸せですよ」
西武園競輪「楽天ポイント使えるKドリ杯(F2ミッドナイト・ガールズケイリン)」は18日、最終日を迎える。1レースのガールズ一般を走る地元の岡村育子(47歳・埼玉=102期)に話を聞いた。 ガールズケイリンは選手数が増え、若手の台頭も著しい。今節決勝に進出した神戸暖稀羽は20歳、中村鈴花も22歳。ガールズグランプリに出場しトップレーサーの地位を築いた久米詩でさえまだ24歳で、いわゆる“Z世代”だ。 一方でベテランも奮闘している。ガールズケイリン1期生の功労者で47歳になる岡村育子に、“ジェネレーションギャップ”を感じることはないか聞くと「124期は、あの子たちからフレンドリーに話をしてくれる。その1期前の選手たちは逆に気を遣っていた感じかな。もちろん人それぞれで違う面はありますが。この職業をやっていなければ、彼女たちとこんなに仲良くやれない。幸せですよ」とニッコリ。 レースが終わると選手達は反省会をしているが、その輪の中心にも岡村育子の姿があった。選手達のあいだで「育子さんの内突き!」はトレンドにもなっていた(昔、ドリフで「志村後ろ!」と言うのがあったが…)。イジってくるような選手がいるか問うと「それは同期の増茂るるこぐらい」と笑っていた。 代謝制度で強制引退のピンチもあったが、最後の最後で回避する勝負強さを持っている。今度、その“勝負強さ”についても聞いてみたい。(町田洋一)