「TOP100が非常に少ないという現実」元世界ランク4位・伊達公子さんが危惧するテニス界の未来
元プロテニス選手の伊達公子さんが企画したテニスの国際ジュニア大会が10日、福岡県久留米市で行われました。開催には、世界を見据えた伊達公子さんの強い思いがあります。 【写真で見る】元プロテニス選手の伊達公子さんが企画した「リポビタン国際ジュニアin久留米」 久留米市で開催された、「リポビタン国際ジュニアin久留米」。世界で活躍できる若い選手たちを輩出しようと、元プロテニス選手の伊達公子さんが企画したもので、世界4大大会に挑戦するためのポイントが獲得できる、九州で唯一の大会です。 伊達公子さん 「トップハンドレッド(世界ランク100位以内の選手)が非常に少ないという現実が起きていて、そういう意味でジュニア選手を育てていかなければならないという思いも強かったので。こういう大会を継続しながら選手を育てていければと思います」
女子シングルスは中学3年生が初タイトル「世界で活躍できる選手に」
今年で3回目を迎えた大会には、13歳から18歳までのジュニア選手、約120人が参加しました。男女のシングルスとダブルスの決勝が行われ、世界を目指す選手たちが熱戦を繰り広げました。女子シングルスでは、中学3年の有馬璃音(ありま・りと)選手がシングルスの公式戦での初優勝を飾りました。 女子シングルス優勝 有馬璃音選手(15) 「世界で活躍できるような、憧れられるような選手になりたい。メンタル面が課題だったので、伊達さんのメンタルの強さを尊敬しています」