ゴンザガ大・八村塁がMVP獲得快挙。NBAドラフトのトップ10候補に急浮上!
さて、ランキング3位のゴンザガ大が1位のデューク大に勝ったことで、おそらく順位が入れ替わる。 八村も「僕たちが全米で1番」と豪語したが、八村にとってもこの試合は意味を持った。試合前、トーナメントを中継したESPNの電子版は、八村と、ウィリアムズらのマッチアップに注目。「彼らと対等に戦えるかどうかで、八村が本物なのかどうかが分かる」とし、続けた。 「もしも彼が、ゴンザガを優勝に導くなら、彼の価値は、一晩で急上昇するだろう」 現実は、その通りとなった。八村が来年6月のNBAドラフトで、何位で指名されるか。各スポーツサイトの予想を見ると、「スポーツ・イラストレイテッド」誌が10位、「nbadraft.net」が11位となっている。しかし、ESPNの見立て通りなら、明日にはトップ10に入っているのではないか。 八村はデューク戦の勝因について、「経験の差で、僕たちが勝てた」と話したが、彼自身も、自分の経験値が上がっていることを実感していた。 「どこが勝負どころかっていうことも分かりますし、そういうところで頑張れるかどうかが勝ちにつながる、ということも分かる」 その自信は別の言葉にもにじみ出ている。「絶対、守ってやる」と迎えた残り10秒。八村は自分に言い聞かせた。 「I’M THE BEST PLAYER」(俺が最高の選手) 相手のシュートが、八村の頭を越えることはなかった。