「オオサンショウウオ」本来生息していない川の下流で小学生が発見…大分県宇佐市教委が一時保護
大分県宇佐市教育委員会は、国の特別天然記念物オオサンショウウオを一時保護した。市役所で報道陣に公開し、3日、見つかった駅館川に放流した。 【地図】大分県宇佐市の位置
同市教委によると、体長82センチ、体重5・4キロ、性別不明。6月30日に川の下流で小学5年の男子が見つけ、報告を受けた市教委が捕獲した。埋め込んだマイクロチップから、同市院内町に生息し、2004年以降、計6回保護されており、今回が7回目だったことが分かった。
同市は九州で唯一のオオサンショウウオの生息地。同市教委の安藤壮平さん(27)は「駅館川には本来生息していないが、川を下ってきた理由も分からない」と話した。