シニア世代を“お手伝い”サービス Z世代から応募殺到なぜ? 83歳がインスタ挑戦も
シニア世代がやりたいことをお手伝いをするサービスが今、Z世代に人気となっています。何が彼らを引き付けるのでしょうか? 【画像】83歳「インスタに動画投稿したい」を27歳がお手伝い 約40分で完成
■83歳がインスタグラム挑戦
大道寺良子さん(83) 「2人で撮った写真なかったので、1枚手元に置いておきたいから、良かった」 和気あいあいとした様子で話す2人の女性。歳は離れていますが、家族ではありません。 これはシニア世代のやりたいことをお手伝いする「もっとメイト」というサービス。今、Z世代の応募が殺到しています。 AgeWellJapan 赤木円香CEO 「エイジウェルデザイナーは現在累計130人いて、ひと月の問い合わせが200件を超えるほど人気」 一体、何がZ世代を引き付けるのでしょうか? その仕事はシニアの話し相手から外出の付き添いなど多岐にわたり、報酬は時給換算でおよそ1200円から2000円程度です。 ※報酬はスキルや能力に応じて変動 この日は「インスタグラムに動画を投稿したい」という、大道寺さんのお手伝いです。 大道寺さん 「インスタグラムで発信したいのは、このマーマレード」 孫ほど年の離れたエイジウェルデザイナー・飯島加菜さん(27)の説明を受けながら動画の編集を進めます。 飯島さん 「下が音量を下げるで、上が音量を上げる。 多分、両方押しちゃったりすると、さっきみたいにカードが出てきたりする」 音量調節で苦戦する大道寺さん。動画は完成したのでしょうか?
■Z世代「教える」以上に「教わる」
大道寺さん 「できました」 飯島さん 「素晴らしい」 文字やエフェクトと呼ばれる加工処理も加わり、かわいらしい動画が完成。かかった時間はおよそ40分でした。 大道寺さん 「満足。1人で作るより。素晴らしい方に出会えて幸せ。今、幸せです」 この仕事を始めて半年の飯島さん、シニア世代を手伝うなかで、「教える」以上に「教わる」機会がたくさんあるといいます。 飯島さん 「やっぱり、皆さんは経験が豊富。私たちが知らないことをたくさん知っているので。話しているなかで、逆にいろんな価値観を教えてもらったり、 そういう考え方ができると教わったりして、 こっちが日々勉強になっています」 赤木CEO 「Z世代の特徴として『利他精神』がすごく高い。もともと地元でおじいちゃんやおばあちゃんと仲良かった方が、上京や大学に入られて。地元のおじいちゃん・おばあちゃんにはなかなか会えないけど、大学や今住んでいる家の近くのシニア世代をポジティブにしたいという形で問い合わせいただくことが多い」 (「グッド!モーニング」2024年10月17日放送分より)
テレビ朝日