（写真：HTB北海道ニュース）

１日、北海道の小樽市に住む８０代の女性が、息子を名乗る男などに１９０万円をだまし取られる事件がありました。 １日、小樽市の８０代の女性の自宅に息子を名乗る男から「コロナになって声が変になった」「コロナの件で病院へ行く」と電話がありました。女性は男の声に違和感を感じましたが、コロナに感染しているということで男を息子だと信用してしまったということです。 女性の自宅には翌日にも男から電話があり、「コロナは陰性だった」「明日は家にいてほしい」と言われました。その翌日も男から「彼女を妊娠させてしまった」「示談金として３００万から５００万が必要になった」「お金を用意してくれないか」と電話があり、女性は札幌市内のＡＴＭで現金１９０万円を引き出しました。 その後、女性が指示された番号に電話をかけると男から「札幌駅まで行って菓子折りを買ってほしい」「菓子折りの袋の中に現金を入れてほしい」と指示がありました。女性は菓子折りを購入した後、男から指示された札幌市豊平区の住宅街に行き、息子の代理人を名乗る男に現金が入った菓子折りを手渡したということです。 お金を手渡したおよそ３０分後、女性が本物の息子の携帯電話に電話をかけたところ、詐欺にあったと気づいたということです。 被害者の息子から警察に通報があり事件が発覚しました。 警察は捜査を進めるとともに、身に覚えのない要求には簡単に応じないよう注意を呼びかけています。 警察相談専用電話♯９１１０