笘篠賢治氏「どんな展開でも、自分に勝ちが来なくても…」 解説陣が語るメルセデスのチームへの“献身性”とは…?
◆ 「“ナイスガイ”なんでしょうね」 ロッテのメルセデスが16日の中日戦(ZOZOマリン)で、7回2失点の好投を見せ今季2勝目をマークした。 初回に1番・大島洋平の二塁打でいきなりピンチを背負い、3番・カリステの犠牲フライで1点を失うと、4回にも味方のエラーもあり1点を奪われる。しかしその後は防御率1点台の本領発揮。5回・6回・7回は中日打線を0に抑え、7回107球、4安打5奪三振、2失点(自責1)で今季2勝目をマークした。 5月25日のソフトバンク戦以来の白星を挙げたメルセデスについて、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は「やっとの2勝目だと思いますよ。防御率1点台だけど打線の援護がなく、失点がほんと少ないんだけど、あと1本出れば勝ち投手の権利があるのにってところで出なくて、投げ負けているというシーンが多くありますよね。この試合は相当気合が入っていたと思いますよ」とコメント。 MCを務めた岩本勉氏は「突然勝ち星が転がってくるというのもありますけど、勝ち星が付かない時にこんなにも自分を崩さずに毎試合しっかり仕事ができるピッチャーってそういないんですよ。その辺りの芯の強さを持っているピッチャーだと思いますね」と精神的な強さを分析。 また同番組に出演した解説者の笘篠賢治氏は「どんな展開になっても、自分に勝ちが来なくても常に冷静に自分の役割を全うする。そういうピッチングと、あとは野手に伝わるようなオーバーアクションですよね。『メルセデスをなんとかしてやりたい』と思わせるような、表現力というか、そういったものを持ち合わせている“ナイスガイ”なんでしょうね。みんなから愛される選手だと思いますよ」と投球以外の面にも触れ、ドミニカ出身の左腕を高評価した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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