エバー航空が約5年ぶり函館便運航 春節に合わせチャーター便
函館市は26日、台湾の航空会社・エバー航空が来年1~2月の6日間、函館―台北の不定期便を各1往復運航すると発表した。同社の路線は新型コロナウイルスの影響を受けて運休が続いており、運航は約5年ぶり。台湾の旧正月(春節)に合わせたチャーター便で、現在就航するタイガーエア台湾、スターラックス航空の2社の定期便と合わせ、冬季のインバウンド増加に一層の期待がかかる。
エバー航空は2012年10月に就航。当初は週5日運航し、16年11月から同7日に増便。20年3月以降はコロナ禍で運航を取りやめており、再開に向けては昨年10月に市や函館商工会議所など官民の訪問団が台湾に出向いてトップセールスを行ったほか、同社日本支社にも働きかけてきた。 今月22日付で日本支社から市に対して通知があった。来年1月14、18、22、26、30日、2月3日の計6日運航し、現地時間で午前9時台北発函館行きと午後3時半函館発台北行きの1日1往復2便。 コロナ禍で運休が続き、函館空港内の支店は20年末で閉鎖されているが、市によると、今回は不定期便のみの運航のため支店開設の予定はないという。市港湾空港振興課は「今回の運航は函館観光にとってプラス。定期便再開も引き続き打診していきたい」としている。
函館新聞デジタル