知念英和「東京で仮面ライダーになってくる!」 上京2年で夢実現し『仮面ライダーガヴ』主演に抜てき
■先輩ライダー・杢代和人を「超えたい」
――今回演じるショウマの印象を聞かせてください。 知念:率直に感じた印象は、「まんま僕だな」です。台本を読んで、まるで自分を見ているような感覚になりました。ショウマは少し抜けているところがあるのですが、僕もよくそう言われることがあって(笑)。感情移入しやすい役だと思いました。ただ、違う点ももちろんあって、ショウマが命をかける覚悟を決めて敵と戦う勇気や度胸、芯の強さがあるところは尊敬します。そんなショウマのようになりたいと思いました。 ――ショウマがガヴに変身するシーンの撮影はいかがでしたか? 知念:実は、1話は自分の力を自覚しないままでの変身だったので、変身ポーズをとれていないんです。でも、ずっと夢だった仮面ライダーへの初めての変身シーンということで、僕にとってもショウマにとっても、すごく大事な意味のあるシーンになりました。監督やスタッフさんがこだわって時間をかけて撮ってくださったので、すごくカッコいい仕上がりになっていると思います。ぜひ注目してください! ――知念さんが所属する事務所「スターダストプロモーション」には、多くの先輩ライダーがいます。主演決定後、何かアドバイスをもらったりしましたか? 知念:『仮面ライダーギーツ』(2022年)で吾妻道長/仮面ライダーバッファ役を務めた杢代和人くんが、一番近しい先輩です。仮面ライダーバッファとガヴのスーツアクターさん(縄田雄哉さん)が一緒で、しかもバッファとは紫というカラーまで共通していて、それにも縁を感じました。実は、杢代くんは先輩ですが同い年なんです。今すごく活躍されている方と「仮面ライダー」という共通点が持てたことは、僕にとってとても意味のあることです。 クランクインして1ヵ月経った頃に、たまたまお会いすることがあって、その時に「仮面ライダーガヴに出演することになりました」とあいさつもさせていただきました。そしたら「1年間頑張ってね。応援してるよ」と言ってもらえて、モチベーションになりました。杢代くんは先輩ライダーでとても尊敬していますが、僕はそれを超えたいと思っています。バッファのような素晴らしい仮面ライダーになれるように、僕も頑張ります! ――最後に、放送を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。 知念:初のお菓子をモチーフにした仮面ライダーということで、かわいくてカッコいい、1年間応援したいと思ってもらえるような濃厚な作品を目指して毎日撮影しています! 謎の眷属「ゴチゾウ」たちも、僕たちに負けないくらい存在感があって活躍しているので、そこにも注目してほしいです。1年間早起きして、日曜朝にテレビの前に集合していただいて、『仮面ライダーガヴ』を楽しんでもらえたら嬉しいです。僕も作品を盛り上げていけるように全身全霊で頑張っていきますので、応援よろしくお願いします! (取材・文:米田果織 写真:高野広美) 『仮面ライダーガヴ』は、テレビ朝日系にて9月1日より毎週日曜9時放送。