エジプト紅海で観光船沈没 新たに5人の生存者を救出
マルサ・アラム、エジプト、11月27日 (AP) ― 乗員乗客44人を乗せて紅海のマルサ・アラム沖で観光船が沈没した翌日の11月26日、エジプト海軍は5人の生存者を救出、4人の遺体を収容した。 これで生存者は33人となったが、依然として7人の安否が不明のままだ。 生存者の証言によると、観光船「シーストーリー」は、シケの紅海で大きな波を受けて横転、救難信号を送った。 船は数分で転覆したが、生存者の証言によると、何人かの乗客はまだ船室にいたという。 救難信号を受けて救助活動が命じられ、25日の時点で28人が救助された。 当局によると、救助された5人の国籍はベルギー人が2人、エジプト、スイス、フィンランドがそれぞれ1人ずつだという。 また、収容された4遺体の身元は分かっていない。 観光船にはエジプト人乗員13人の他に、米国、ドイツ、英国、ポーランド、ベルギー、スイス、フィンランド、中国、スロバキア、スペインとアイルランドから合計31人が乗船した。 「シーストーリー」は24日、マルサ・アラムのポート・ガリブを出港、5日後フルガダに帰港する予定だったが、荒天のためマルサ・アラムから約85キロの紅海で沈没した。 観光船には技術的な問題はなく、航海前に必要な許可はすべて取得しており、3月に海軍の安全チェックを受けたばかりだという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)