ペップは残留を希望したが…… 今夏サウジ移籍を果たしたマフレズが語る舞台裏 「正直なところ、まだやり残したことがある」
今夏アル・アハリに移籍
今夏にマンチェスター・シティからアル・アハリに移籍を果たしたFWリヤド・マフレズ。 2018年にマンCにやってきたマフレズは、魔法の左足で4度のリーグ優勝、2度のFAカップ優勝など、ペップ・シティに欠かせない選手の1人であった。今夏にマンCを退団する決断を下したマフレズだが、指揮官のペップ・グアルディオラや強化部長チキ・ベギリスタインは残留を望んでいたことを仏紙『L’equipe』にて明かした。 「マンチェスター・シティとの契約はあと2年残っていたから、残留することもできた。退団を決めたのは本当に自分だ。この機会は二度と来ないと感じていた。シティで5年間過ごしてすべてを勝ち取ったから、退団する時期が来たのかもしれない」 「正直なところ、まだやり残したことがある。チャンピオンズリーグでは、準決勝にも決勝にも出場しなかった。それまでのシーズンは、私は常にCLにスタメン出場し、チームに影響を与えてきた」 「昨年は悪い結果だったとは言えないが、やり残したという気持ちが少しある。私は、家族を間違いなく守ることができるイスラム教の国であるサウジアラビアでの4年間のオファーを受けた。新しい挑戦、そして新しいプロジェクトがそこにはあり、だから私は移籍することを決めた。それは大したことではなかった」 「チキ・ベギリスタインは、本当に私が残ることを望んでおり、ペップ・グアルディオラもそうだった。彼らは私にそれを明確に示してくれた。私はメリットとデメリットを比較検討した。そして最終的に退団することに決めたんだ。後悔はしていない、ここにいれて幸せだ」 マンCは昨シーズン、悲願のCL初優勝を果たしたが、決勝には出場していない。また準々決勝から決勝まで11分しかプレイしておらず、CLの大一番ではベンチを温めることになってしまった。 しかし、CL初の決勝に導いた20-21シーズンのCL準決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)戦での活躍など、マフレズがマンCにもたらした影響は大きい。独特なリズムからのシュートやパス、ロングボールをピタリと止めるコントロールは多くの観客を魅了してきた。 アル・アハリに移籍した今シーズンは、14試合に出場し6ゴール7アシストを記録している。
構成/ザ・ワールド編集部