地震で配管壊れるも源泉くみ上げ再開「あとは水がくれば…」石川・七尾市の和倉温泉
温泉街に湯けむりが戻ってきました。石川県七尾市の和倉温泉では能登半島地震の影響で配管が壊れストップしていた源泉のくみ上げが再開されました。しかし、各旅館へ温泉を送るパイプの被害状況はわかっておらず、復旧までにはまだ時間がかかりそうです。 【写真を見る】地震で配管壊れるも源泉くみ上げ再開「あとは水がくれば…」石川・七尾市の和倉温泉 配管が壊れ、お湯が届かない状態が続いていた和倉温泉ですが、そんな温泉街に明るい兆しが。 和倉温泉合資会社・小泉孝史社長 「順調やね、順調に戻りました」 七尾市の弁天崎源泉公園には和倉温泉を支える4か所の源泉から届いた温泉をまとめ、それぞれの旅館につなぐ施設があり、16日からくみ上げ作業が再開されました。 記者 「復活した源泉は熱く、硫黄のような温泉の香りがする」 管理する和倉温泉合資会社によりますと、源泉には大きな被害はないものの、温泉を送る配管に損傷が見つかったため、部品の交換作業などを進めてきました。 和倉温泉合資会社・小泉孝史社長 「よかったな、ですね。温泉が出ればあとは人的な問題、どうにでもなります」 源泉は復活しましたが、旅館へ送る配管の被害状況はまだわかっていません。さらに、断水の解消も必要です。 和倉温泉合資会社・小泉孝史社長 「あとは水がくれば…営業するには綺麗に湯舟を洗わなきゃならんもんですから。湯船を洗う時には水がないとできんもんですからね」 和倉温泉合資会社では、和倉温泉の総湯も管理していて断水が解消されれば来月中には総湯を再開したいとしています。
北陸放送