石田三成の本陣再現 関ヶ原合戦ちなみ催し 岐阜
天下分け目の関ヶ原合戦があったとされる旧暦の慶長5年（1600年）9月15日にちなみ、関ヶ原町や町観光協会が、西軍の石田三成の本陣を笹尾山に再現している。29日まで。 演武を披露する関ヶ原組
合戦で三成が本陣を置いた笹尾山に、陣幕や 床几、各武将の陣の位置を示す陣立て図、三成のパネルなどを置いた。床几に座ると目の前に古戦場跡が広がり、軍議を行っているような気分になれる。 町などが昨年、徳川家康が合戦で最初に布陣した 桃配山で家康の本陣を再現し、好評だったことから、今年は三成の陣を初めて復活させた。 福井県南越前町の自営業男性（45）と小学5年生（10）の親子は床几に座り、「ここで何万もの人たちが戦ったとは想像がつかない」などと思いをはせていた。
武将隊が演武
関ヶ原町をPRするパフォーマンス集団「古戦場おもてなし武将隊 関ヶ原組」と愛知県岡崎市を中心に活動する「グレート家康公『葵』武将隊」による演武も16日、岐阜関ヶ原古戦場記念館前で披露された。 関ヶ原組が石田三成、側近の島左近ら西軍、武将隊が徳川家康、本多忠勝ら東軍の武将になりきり、切れのある演武を見せた。大垣市の会社員男性（60）は「見事な演武で関ヶ原合戦の雰囲気を楽しめた」と喜んでいた。
