収穫と反省材料の両方を得た駿台学園 第3地区を3位で終える
3月3日、令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)第3地区の3位決定戦が行われ、駿台学園が4-1で都立高島を退けた。 【フォトギャラリー】都立高島 vs 駿台学園 開始1分、都立高島がペナルティーエリア内で決定機を作るも、シュートがミートせず機を逸する。均衡が破れたのは23分だった。都立高島はMF19齊藤巧真(2年)がエリア中央の落としをダイレクトボレーで合わせて先制に成功。しかし駿台学園も負けじと直後の27分、左サイドを完全に崩しクロスを上げると、ファーサイドでMF7濱野響士郎(2年)がゴールに流し込み、すぐさま試合を振り出しに戻した。 勢いに乗る駿台学園は前半終了間際にもゴールネットを揺らす。40分、FW16山内應生(2年)がゴール前のルーズボールに反応し、ゴールに押し込んだ。 後半に入ると開始序盤から駿台学園がゴール前でチャンスを創出していくも、なかなか追加点が奪えない。しかし、リードを守りつつカウンターを仕掛ける駿台学園の狙いが試合終盤に結実する。38分、カウンターから右サイドのマイナスをFW10廣長歩夢(2年)がゴールに流し込み都立高島を突き放すと、40+3分にもカウンターからDF17久良木清怜(2年)がドリブルで抜け出し、GKとの1対1を落ち着いて決めた。結局、試合終盤の連続得点により点差を広げた駿台学園が4-1で勝利を収め3位で地区大会を終えた。 (文・写真=田原豊)