<ボクシング>ラウンドガールみたいな美人ボクサー 柴田直子と対決
(女子IBF世界ライトフライ級決定戦 2013年11月14日 後楽園ホール) え? あれラウンドガール? それともボクサー? カメラマンがつぶやいていた。 モデルボクサーに強烈ヤジ「ボクシングなんか辞めろ」 女子のIBF世界ライトフライ級決定戦の調印式並びに記者会見が13日、後楽園ホール展示場で行われたが、柴田直子(ワールドスポーツ)の相手となるアランドラ・ガルシア(メキシコ)が、そこに入場してくると、少し会場がざわついた。まるで、グラビアアイドルのような超美形。長い栗色の髪に真っ白なセパレート型のフリルのついた可愛いコスチュームが似合っている。しかも、若干18歳のティーンエイジャー。日本初来日のボクサーだけにラウンドガールと間違うのも無理はない。
■美しい容姿だが11戦無敗のツワモノ あなたはとても美人ですが、ボクシング以外にモデルの仕事でもしていますか? そう聞くと、ガルシアは「褒めていただき、ありがとうございます。でもボクシング以外には、モデルもタレントも何もやっていませんよ」とニコっと笑った。 指には緑色のマニキュア。首からはグローブ型のシルバーのペンダント。香水のいい匂いをあたりに撒き散らしていた。活況のメキシコのボクシング界は、女子ボクシングも盛んだが、世界チャンピオンになれば、リング外での人気が出てくることは間違いないだろう。 日本でもモデルボクサーが話題となっているが、まだ話題先行型。このガルシアはランキングこそ11位だが、11戦無敗でアマチュア戦績も無敗という警戒すべき実力の持ち主である。メキシカン特有のリズムから多彩なブローを打ち込んでくる。KO率は低いが、手数は多く、上体の柔軟さを利用したディフェンス技術も優れている。 ■ボクシングをはじめたきっかけは「ダイエット」 「15歳のときに最初はダイエットを目的に始めたのですが、とてもボクシングが楽しくなってプロになりました。目標としているボクサーは、女子ならアナ・マリア・トーレス、男子ならフリオ・セサール・チャベスです。柴田さんの映像を見ましたが強いと思いました。でも私は世界王者3人と練習を重ねてきました。いい試合になるでしょう。悔いの残らない試合をしたいし、女子ボクシングが男子より優れているという部分をお見せすることができればと思っています」