プレマ復活、ベアマンがポールポジション。宮田莉朋は20番手|F2ジェッダ予選
F1直下のカテゴリー、FIA F2選手権の第2戦ジェッダの予選が行なわれ、プレマのオリバー・ベアマンがポールポジションを獲得した。 【リザルト】F2第2戦ジェッダ:予選結果 だいぶ日も傾いた現地18時から、超高速レイアウトのジェッダ市街地サーキットで30分間の予選が行なわれた。 各車が入念にタイヤを温めた後アタックへ。プレマは開幕戦で大苦戦したものの、ベアマンがここでまずはトップへ。タイムは1分43秒207だった。バーレーンの予選では最速タイムを記録しながら、車両規定違反で失格となったクシュ・マイニ(インヴィクタ・レーシング)が2番手につけた。 初のジェッダ市街地サーキットに挑む宮田莉朋(ローディン)は、予選の前に行なわれた45分間のフリー走行では20番手と後方。予選はまず最初のアタックを18番手で終えると、一旦ピットに戻った。 タイヤの消耗が少ないことから、ベアマンを含め多くのマシンがコースに残りアタックを継続。デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)が1分42秒946を叩き出し、トップタイムを塗り替えた。 残り時間が15分となると、続々とピットに戻りタイヤを交換。セッション後半のさらなるタイム更新に備えた。 宮田はコース上のマシンが少なくなるのを見計らっていたか、残り時間14分頃にコースイン。0.5秒以上タイムを更新したものの、20番手に留まった。 宮田のチームメイトであり、開幕戦では2勝を記録して最高のスタートダッシュを決めたゼイン・マローニ(ローディン)も14番手と浮上しきれなかった。 ローディン勢のアタックが終わり残り時間が10分ほどとなると、各車がピットイン。宮田もすぐに再コースインし、さらなるタイム更新を目指した。 セッション終盤は目まぐるしくタイムシートが入れ替わったが、12番手までポジションを落としていたベアマンが1分42秒217を叩き出し、残り4分ほどのところで再びトップに浮上した。 それに負けじとマイニもわずか0.025秒差の2番手に食い込んだ。3番手のポール・アロン(ハイテック)はベアマンと0.4秒以上の差が開くなどトップ2が抜け出す形となった。 マイニも含め、各車が最後までアタックを続けたが、ベアマンのタイムを上回る者は現れず。バーレーンでは予選19番手に沈んだベアマンが、昨年4勝を挙げた勢いを取り戻してポールポジションを獲得した。 開幕戦に続いて速さを見せたマイニが2番手、3番手にジャック・クロフォード(ダムス)というオーダーだ。上位10台がリバースグリッドとなるレース1では、予選10番手のアロンがポールポジションにつく。 宮田は最終的に1分43秒777で20番手。マローニも16番手と、チームとして波に乗り切れなかった。
松本 和己