台湾が実効支配する最前線の島…中国の圧力強まる 新総統就任で今後の対中関係は?
一方、中国の習近平政権は圧力だけでなく、“アメ”もちらつかせています。4月に中国を訪問した台湾の野党政治家・馬英九元総統に、習近平主席自ら面会して歓待しました。
この会談に同席していた大学院生に、話を聞きました。 大学院生 許嘉芸さん 「私がここに座っていて、馬英九氏は私の右前にいました。馬氏の真向かいは習近平氏です」 間近に見た習主席に、親近感がわいたといいます。 大学院生 許嘉芸さん 「(習主席は)うれしそうだった。表情がはっきり見えて、学生たちが発言した時も笑っていた」 野党議員の事務所でインターンをしている許さん。さらに、頼・新総統の中国に対する姿勢を批判しました。 大学院生 許嘉芸さん 「(頼総統は)中国ともっと交流すべき。台湾独立のような、対立をあおるような話はやめてほしい」 さまざまな手段を使って揺さぶりを強める中国に、新しい総統はどう向き合うのでしょうか。