山あり谷あり… 福島県会津若松市の金川町・田園町と市中心地を結ぶバス「さわやか号」運行開始10周年
福島県会津若松市の金川町・田園町と市中心地を結ぶ住民コミュニティバス「さわやか号」の運行開始10周年記念行事は28日、市内の金川町児童会館で行われ、関係者が地域とともに歩んできたバス運行の節目を祝った。 金川町・田園町住民コミュニティバス運営協議会のメンバーや利用者ら約50人が出席した。小野光典会長が「山あり谷ありの運行だった。さらなる10年に向けて頑張りたい」とあいさつし、発起人の菊池良三顧問は「みなさんのおかげで10年を迎えられた。地域にとって必要なバスを今後も存続できるよう尽力したい」と語った。室井照平市長や川崎博東北運輸局長、岩手県立大の宇佐美誠史准教授らが祝辞を述べた。 10周年記念動画も放映し、出席者がこれまでの歩みを振り返った。節目に合わせて制作した記念誌の紹介や直近の運行状況などの説明もあった。 両町は道路が細く、公共交通の空白地帯になっていたことから、さわやか号の運行がスタートした。同協議会が運営し、会津乗合自動車(会津バス)がバスを運行している。移動手段だけでなく、「走る!地域サロン」として住民の交流の場にもなっている。
(会津版)