「身柄拘束されたくなければ保証金を」警察官などかたって990万円だまし取る 30代女性被害の特殊詐欺 広島
警察は、広島県呉市に住む30代の看護師の女性が4日から9日、にかけて通信事業者・警察官・検察官をかたる男から特殊詐欺の被害に遭い、990万円をだまし取られたと発表しました。 【写真を見る】「身柄拘束されたくなければ保証金を」警察官などかたって990万円だまし取る 30代女性被害の特殊詐欺 広島 警察によりますと、4日、呉市に住む30代の看護師の女性の携帯電話に知らない番号から電話があり、通信事業者をかたる男から「あなたの携帯電話から大量の迷惑メールが送られている」「被害届を出せば携帯を止めなくてもよくなる」などと言われ、警察官や検察官をかたる男と連絡を取るように指示されたということです。 同日、警察官や検察官をかたる男から「身柄拘束されたくなければ、身柄保証金を払う必要がある」などと言われ、7日から9日にかけて指示された口座に3回にわたって合計990万円を振り込み、現金をだまし取られたということです。 警察によりますと、女性は「逮捕されたくなかった」との思いから振り込みに応じたということです。 被害者が家族に「詐欺ではないか」と言われ、警察に相談したことで詐欺だと発覚しました。 警察は、▽通信事業者が被害届の説明をすることはない、▽警察官や検察官が保証金を求めることはない、▽こうした電話やメールなどがあればすぐに110番通報してほしい、と注意を呼びかけています。
中国放送