ピンポン外交53周年を祝う祝賀ディナー開催
【東方新報】中国と米国の「ピンポン外交」53周年と両国の国交樹立45周年を記念する祝賀ディナーが23日、ロサンゼルスで開催された。ピンポン外交から知恵と力を引き出し、米中関係の健全かつ安定した発展を促進することが目的だ。 「ピンポン外交」の始まりは、米国の卓球選手9名が北京市に招待され、中国の選手たちとエキシビションマッチを行った1971年の4月だ。これが北京とワシントンの間の氷の関係を溶かし、最終的に両国間の国交樹立の基礎を築くのに役立った。 「半世紀以上にわたるピンポン外交の精神は、スポーツが人びとの距離を縮め、相互理解と友好を深める絆として、常に私たちを鼓舞してきました」、中国国家体育総局の高志丹(Gao Zhidan)局長は今回のイベントへの祝賀レターでこのように述べた。 中国オリンピック委員会の会長でもある高氏は「スポーツが両国間の新たなレベルの交流を促進するユニークな架け橋として活用されることを期待しています。中国オリンピック委員会は、米国オリンピック・パラリンピック委員会、USA卓球、そして各界の友人たちと協力して、競技スポーツと青少年スポーツの分野における中国と米国の全面的な協力関係を推進していく所存です」と述べた。 祝賀ディナーに出席した郭少春(Gao Shaochun)中国駐ロサンゼルス総領事は「中国と米国の共通の利益は減少するどころか、増加しています。双方に有益な協力関係は、両国と両国民の根本的な利益に沿うだけでなく、時代の流れにも適合しています。また、健全で安定した米中関係は、両国と両国民のみならず全世界にとって正しい選択と言えます」とあいさつした。 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)のジーン・サイクス(Gene Sykes)会長は「卓球外交は独特な役割を果たし、その精神は今日に至るまで重要な影響を与え続けています。今後も両国の関係を形作り、より調和の取れた世界を創り出す人びとを鼓舞し続けると信じています」と述べた。 この祝賀ディナーには、両国のさまざまな分野から600人を超える人たちが参加した。また、祝賀イベントの一つとして22日、中国の卓球世界チャンピオンの馬龍(Ma Long)と劉詩雯(Liu Shiwen)と米国の卓球選手とのユニフォーム交換式が開催された。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。