菅原美優&伊藤盛一郎が結婚 「いなかったら格闘技をやめてたかも」チャンピオン夫婦誕生までに支え合った日々
【モデルプレス=2024/05/29】29日、K-1 WORLD GP女子アトム級王者・菅原美優(すがわら・みゆう)選手と、PANCRASE フライ級王者・伊藤盛一郎(いとう・せいいちろう)選手が結婚を発表。モデルプレスの独占インタビューに応じ、馴れ初め、プロポーズ、私生活などたっぷり語ってくれた。 【写真】ほっぺにキス 伊藤盛一郎&菅原美優のラブラブ2ショット ◆伊藤盛一郎&菅原美優の出会い ― お2人の出会いから教えていただけますか。 伊藤:2019年、美優は「Krush」で1戦したぐらいの時、自分はマネル・ケイプと戦った後ぐらいの時です。自分が、美優のジムの先輩の村越優汰選手と仲良くて、夏に江ノ島で後援会の人たちとバーベキューしているところに誘ってもらって、たまたま自分もジムの人たちと海に行っていたので顔出したところに、美優もいたのが最初です。 菅原:私は「ゲストとして一緒に来て」って急に誘われて行ってました。 ― 第一印象は? 伊藤:自分はたまたま「ONE DAY」(ABEMA)で密着取材を受けていたのを観ていて、美容師の学校終わった後にチャリ立ちこぎして帰ってる印象がすごい残っていたので(笑)、「あの美容師の子だ!顔ちっさ」って。 菅原:私は「分厚っ」って思いました(笑)。私の母が好きだったので「お母さんが言ってた盛ちゃんだ」っていう印象で、写真撮ってお母さんに送った思い出があります。 ― お付き合いに発展したのは? 菅原:そこからすぐ。 ― どちらから? 伊藤:自分から言いました。なんか告白する流れ、もう待ってる感じだった(笑)。 菅原:(笑)。 伊藤:会った時は年下すぎて意識はしてなかったんですけど、連絡先を交換して、たまたま『天気の子』を観に行きたかったので誘って遊んだり。そこからちょっとずつ、でも割とすぐでした。 ◆伊藤盛一郎&菅原美優、結婚発表前に伏線があった? ― 長い期間一緒にいて、お互いに1番惹かれる部分はどこですか? 菅原:本当に優しいのと、怖いぐらい裏表がないです。変に着飾らないし自由な感じが一緒にいて楽しいし、楽だし、そういうところに惹かれたのはありますね。自分も素でいられるというか、無理しなくていいんだって思えるところが1番。好きなものも似ていて、直感で感じる部分もありました。 伊藤:自分も一緒にいて気を遣わないし楽。お互いに似てるので直感で思うことも合いますね。犬も大好きですし。 ― このタイミングで結婚を決めた理由は? 伊藤:結婚は美優が引退するまで無理かなと思ってたんですけど、よくよく考えたら「K-1」の中に結婚している選手もいるし、美優も「結婚するのは別に大丈夫みたい。」って言ってくれたので、すぐ結婚を決めました。 ― それはいつ頃? 伊藤:去年の12月には「来年発表しよう」と決めてました。 ― 昨年末、伊藤選手の「PANCRASEフライ級暫定王座決定戦」勝利後、菅原選手がケージインしていたのはそういう背景があったんですね。 伊藤:1回ちょっとジャブ打った感じです。タイトルマッチで1番良いタイミングだったので 菅原:さらっと(笑)。 ◆プロポーズ秘話「2人とも泣いてる」 ― プロポーズについてもお聞きしたいです! 菅原:実はプロポーズは結構前で、自分の試合の2日後でした。試合の日の夜は寝れなくて、明け方まで起きててそのまま会見行って、ようやくしっかり寝れる日だったんですけど、朝にすごい勢いで起こされて。でも全然起きないからお風呂場に連れてかれて水ぶっかけられました(笑)。 伊藤:とにかく起こしてご飯食べに行きました。 菅原:そこが式場の近くのカフェだったんですけど、気づいたら盛ちゃんがいなくなってて、(スタッフの)お兄さんが呼びに来たんです。 伊藤:ありがちなやつですよね(照)。 菅原:盛ちゃんが待ってるところに行くと108本の薔薇をもらい「結婚してください」と伝えてもらいました。嬉しかったしビックリもしました。想像してなかったので。でも、もっとしっかり準備すればよかったって後悔もしてます。急いで準備したので結構ボサボサだったし、服も普通のワンピースとかだったので(笑)。 ― 伊藤選手はサプライズを用意していたからこそ、朝水かけてまで起こしたんですね。 伊藤:予約の時間もあったので(笑)。キャンセルも出来ないので、直前の試合で負けてたらプロポーズどころじゃないテンションだったと思うので、試合の時はもう本当に祈ってました。結果勝ってくれたので安心でしたけど。 菅原:(プロポーズの時に)動画も作ってくれたんです。 伊藤:携帯でちょこっと編集しただけなんですけどね。 菅原:嬉しさとビックリで大泣きだったんですけど、こっち(=伊藤選手)も泣いてたんです(笑)。 伊藤:美優が泣いてるのを見て泣いただけ。 菅原:いや、先に泣いてた。 伊藤:いや、泣いてない。見て泣いた。 菅原:結果2人とも泣いてるっていうよくわかんない状態でした(笑)。 ◆「美優がいなかったら格闘技をやめてたかも」刺激を受け合う関係性 ― お付き合いしてから結婚に至るまで、お互いに“選手”とした影響を受けたことはありますか? 伊藤:最近、美優がうちのジムで柔術やってますね。 菅原:一緒にいすぎなぐらい一緒にいるよね。やだ~(照)。 伊藤:「今日1人でスパー(スパーリング)行かなきゃいけないから、ちょっとジム来て」って呼ばれたりします。 ― 「菅原選手が柔術!?」とネットニュースになってましたね。 菅原:旦那のやっている競技をやってみようかっていう趣味ですね(笑)。でも、フィジカルトレーニングになるし、体の使い方の勉強になっています。教え方が上手いのかすぐハマっちゃいました。 ― 選手としてもいい影響があるんですね。 伊藤:ありますね。多分、自分は美優がいなかったら格闘技をやめてたかもしれないです。出会った頃、自分は2連敗していて目標がなくなっていたというか、やる気がなくなっていて。でも、美優はデビューしたばかりで「これから頑張っていく」っていう姿を感じたので、自分も頑張ろうかなって思いました。そこからミスってもう1回負けたんですけど、すぐに「次やります!」って言えたんです。 菅原:そこからチャンピオンまで快進撃だったね。 伊藤:「PANCRASE」に声をかけてもらったとき、いきなり2位の選手と戦わせてもらって、そこで勝ってから「チャンピオンになれるんじゃないか?」「美優もチャンピオンだし、格闘技カップルは他にもいるけど、お互いにベルト持ったらすごいな」と思って、去年1年間はベルトだけを考えてました。 菅原:勝利の女神だね(笑)。 ― 対して、菅原選手が伊藤選手から影響されたことは? 菅原:普段から何事も手を抜かないので、私が試合で結果を出せたのも盛ちゃんのおかげです。めっちゃ練習するし、1人で階段走りに行ったりするので、よく私も連れてかれました。1人だと足が重いけど、一緒に行くぞって言ってくれてから変わったし、一緒に頑張れる人がいるのは違うなと思いました。盛ちゃんは減量もするし、サプリにも詳しいから、私が家で疲れてヘタってると「これ飲んだらよ、明日多分動けるよ」って教えてくれたので、そういう面でもサポートしてもらっています。 この前の試合の前は、盛ちゃんが珍しくピリピリしてて「本当にこれにかけてるんだな」と思ってました。 伊藤:ピリピリというか、(菅原選手が)風邪ひいていたので「近づくな!」って(笑)。 菅原:隔離されてました(笑)。 伊藤:美優は、試合前でもアホなぐらいスパー入れて疲れて元気ない状態ですね。 菅原:普段しんどくても頑張っちゃうというか、ヘラヘラ笑ってごまかしちゃうんですけど、それを唯一オフにできる、休められる存在が盛ちゃんで、しんどい時は泣きついて発散して、メンタル調整をしてましたね。練習の量を見て「今日はオフにして、どっか行こう」って息抜きもさせてくれて、そういう調整がなかったら、練習で怪我したり、メンタルが良い状況にならなかったり、落ちていったと思うので、今考えるとすごく救ってもらっていたなと思います。 ◆伊藤盛一郎&菅原美優からメッセージ ― 最後に応援してくれている方々へメッセージをお願いします。 菅原:格闘技をやっていなかったら多分出会わなかったので関係者のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。こうやって発表できたことにも感謝しています。ファンの方にはこれからも、私たちのことを温かく見守っていただけたら嬉しいです。 伊藤:まず、今まで知っていたのに黙ってくれた人にありがとうございますって感じです。皆さんが喜んでくれると嬉しいですし、これからの自分と美優と犬と3人を温かく見守ってほしいです。 ― ありがとうございました。 (modelpress編集部) ■伊藤盛一郎(いとう・せいいちろう)選手プロフィール 生年月日:1993年12月3日 身長:161cm 出身地:カナダ 所属:リバーサルジム横浜グランドスラム PANCRASE フライ級第9代王者 第3代ZSTフライ級王者 ■菅原美優(すがわら・みゆう)選手プロフィール 生年月日:1999年11月22日 身長:162cm 出身地:東京都 所属:K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ 第2代K-1 WORLD GP女子アトム級王者 第3代Krush女子アトム級王者 【Not Sponsored 記事】
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