初任給「25万円超え」でガッツポーズの新入社員に「奢って!」と自虐で甘える「先輩社員の給与額」
人手不足が深刻化するなか、優秀な人材を確保しようと、初任給の引上げを決める企業が増えています。その結果、既存社員の給与と逆転劇という、まさかの事態に陥っている企業も。自虐に走るしかない、先輩社員についてみていきましょう。 【ランキング】47都道府県別「大学新卒者の平均給与」…トップは「東京」ではなく意外過ぎる県
初任給アップに歓喜の「新卒社員」の影で「既存社員」が泣いている
物価高に対応し「賃金アップ」が相次いでいますが、人材獲得競争が厳しくなっていることもあり、昨年あたりから、初任給も続々とアップしています。 初任給ではありませんが、厚生労働省の調査で「大学の新規学卒者の平均給与」をみていくと、2023年は23.7万円。2020年22.4万円→2021年22.5万円→2022年22.8万円と、少しずつ上昇していましたが、2023年には大きく上昇。2024年はさらに増えそうな勢いです。 そんな2024年の新卒社員。その多くが初任給を手にして「就職活動のときに聞いていたよりもずっと多かった」と、思わずガッツポーズをした人も多かったようです。 そこで気になるのが、初任給、どのように使うか、というもの。「自分たちが新卒社員だったころは、親へのプレゼントが定番だったけど……」、果たして、いまどきの新卒社員はどうなのでしょうか。 株式会社ジェイックが行った調査によると、「生活費以外で、初任給を何に使いますか?」の問いに対して、最多は「親/家族へのプレゼント」がトップで75.8%。やはり不動の1位のようです。続いて「趣味」が49.4%、「自分へのプレゼント」40.5%のほか、「貯蓄」38.8%、「投資(新NISAなど)」16.5%、「スキルアップ等の自己投資」13.9%。いまどきの若者、想像以上にきちんとしているようです。 そのようななか、ネットで話題になっているのが「既存社員との給与の逆転」。 ――新卒社員の子の給与、入社5年目よりも多くて笑える ――まだまし。うちは入社10年目の社員を超えている ――ウチもそのパターン ――初任給だけアップして、ベースアップゼロ……本当に悲惨 ――「先輩、おごってください!」って……いや、こっちが奢られたい 給与で新卒社員に華麗に追い抜かれた既存社員。自虐的に笑うしかないようです。