『今日好き 冬休み編2024』3話ーー人気女子メンバーによるボディタッチ 「する?」腕相撲の提案にも赤面
11月25日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。冬休み編2024』(以下:今日好き)。現役高校生たちが修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】腕相撲で急接近をするはるな 恋する顔で手繋ぎ状態に 以下より、12月9日公開の3話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・たくや、第一印象“大がすり”のはるなと2ショット 『今日好き』で見つけた“宇宙の起源” たった一行前に「細かなネタバレもあるためご注意いただきたい」と書いたばかりなのだが、その約束を早々に破らせてもらいたい。今週のオンエアで、誰も知り得なかった“宇宙の起源”が解明されます! そんな規模感の大きな話題に負けないくらい、またしてもビッグカップルが誕生しそうになっている今シーズンの『今日好き』。前回の2話終盤、不思議ボーイ=たくや(林田拓也)が、男子からの第一印象ほぼ総なめ女子=はるな(村谷はるな)に朝デートに誘われたわけだが、その内容が本当に見どころばかりだった。というより、今週は右を見ても、たくや。左を見ても、たくや。彼の話題しか出てこないことをご了承いただければと思う。 さて、初日からなかなかお近づきの糸口を掴めなかったはるなからいきなりの2ショットに誘われてしまい「ちょっと心臓が飛び出そう」「無理やり落ち着かせているから、クールな感じでいこうかな」と、独特な語彙で緊張感を表現するたくや。まったく、クールじゃない。が、これがすでに伏線だったのか。本人曰く、小学生時代は叫び声を上げて、先生に常に怒られるわんぱくな男子だったという。現状の大人しさは、小学校の校舎に元気を置き忘れてきたゆえ、だそうだ。 恋愛面では、本人からこの言葉こそ出ずとも、とにかく“一途”。これまでの交際経験は2名で、うち1名は幼稚園から高校生の頃まで好きだった相手だと明かす。さらに、はるなの申し出で腕を触らせれば、趣味の筋トレで鍛えた上腕三頭筋が火を吹くし、彼の方から「する?」と、腕相撲の提案をすると自然とがっつり手繋ぎ状態に。かと思えば、その直前には「大丈夫? 眩しくない?」と、謎の手付きではるなを太陽光から守ろうとする。“かと思えば”続きになるが、今度は彼女がたくやの気になる相手にまったく“かすっていない”と思っていたことを打ち明ければ「大がすり」だったよと、独特なワードセンスを光らせる。 ……なんだろう。このかっこよさと、それでいて女子との会話に慣れていなそうな、躊躇いと恥じらいから生まれる、癖になって仕方がない面白さは。この2ショットを終えてのソロインタビューで、はるなは「まだありそう、見れていない部分が」と、たくやのことをどんどん気になり、深みにハマっていく様子を見せていたが、これはスタジオで“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)が言葉にしてくれた通り。相手のことをもっと深く知りたい。色々な面をもっと見てみたいと思っている時点で、恋心は芽生えているのである。“もっと”は、恋の合図なのだ。 一方、たくやもまたソロインタビューで、先ほどの2ショットを次のように振り返っていた。これこそ、件の“ネタバレ”の部分なのだが「広い景色を見ながら、綺麗なはるなさんを見て……すごかったです。“宇宙の起源”というのを、感じました」と。 “宇宙の起源”からの言葉は『今日好き』テロップでも目にしたことがなさすぎるウルトラレアな、漆黒かつ、書道でしたためたような太字のフォントで届けられたのだが、そのくらいインパクト大になるのも無理はない。なぜなら、この世界の始まりは、はるなだったのだから。誰も知らなかった、この世界の新事実。かつての学者など、アウトオブ眼中。たくやがこの世界の真理を見つけてしまった。ちなみに、たくやははるなのほか、りのん(多田梨音)の存在も気になっているらしい。 ・遠回りこそ、恋の近道ーーたくや×はるなの“さん”付けが“ちゃん”に変わった瞬間から考察 そんなたくやは、この日の午後のグループ行動でもはるなと一緒に。恋の舞台は、台湾北部最大級の水族館。が、ダンジョンのような水族館の建物構造もあってか、普段の2ショットと同じように、なかなかふたりきりでその場を抜け出すことができず。いざ2ショットをしようとはるなを誘えど、その場にいた残りメンバー全員がぞろぞろと後を付いてくるし、途中には魚を観察するたくや×はるなと、ふたりを後から観察するメンバー、といったカオスな構図さえ確認されてしまったくらいだ。 また違った場面でも、2ショットに別のひとりが乱入し、その結果として再び全員が団子状態になったことも。筆者としても『今日好き』なのだから胸がキュンとする2ショットの紹介をしたいのだが、水族館がそれを許してくれない。とても口惜しい。本当に。 ダンジョンを抜け出して、ようやくふたりきりに。ここからの展開がものすごかった。そもそも『今日好き』では珍しく、私服で“眼鏡男子”になっている現在のたくや。レンズ越しに視線が重なるのではなく、レンズが瞳の少し下にくるよう緩めに掛けた眼鏡姿で、上目遣いをしてくるのは、俗っぽい言い方で表現すれば“メロさ”そのもの。しかも「もっと知りたくて、はるなさんのことが」と、どこで学んだのか教えてほしい倒置法を駆使していたり、自身の心境について「いまは、ふふっ、はるなさんが上にきてる」と微笑みを交えてきたり。もう本当、どうにかしてほしい。 大切なのはこの先。はるなからこんな提案が。「名前さ、“さん”じゃなくてもいいんだよ」。それに対するたくやの回答は「じゃあ、ハルナチャン、ヨロシクオネガイシマス」。こうしたやりとりは、敬語からタメ語に変わる場面でありがちだが、“さん”から“ちゃん”付けとなるのは『今日好き』ではなかなか見ないもの。この少しずつ距離を詰めていく感じ、筆者は好きである。 それでいて、敬称が変わるだけでこんなにも関係性がぐっと近づいたように感じられるものだろうか。いわば、遠回りこそ、恋の近道。最初は少しくらい距離感が遠い方がよいのかもしれない。なぜなら、“さん”から“ちゃん”に変わるなんて、ベタだけどもあまりに胸キュン青春要素が高すぎる、最高の恋愛要素でしかないのだから。 今シーズンの主役は、くめはる(久米陽斗)か、みづき(秋山みづき)か。あるいは、はるな? それとも、たくや? ーーいや、全員主役。『冬休み編2024』はここから、“全員主役”のスタンスでお送りして参ります。
一条皓太