「刑事責任を軽くみることはできない」岩手県一関市の官製談合事件 3人に執行猶予付き判決
IBC岩手放送
一関市が発注した公共工事をめぐる官製談合事件で官製談合防止法違反などの罪に問われている市の職員の男と元業者の2人に盛岡地裁は3日執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 【写真を見る】「刑事責任を軽くみることはできない」岩手県一関市の官製談合事件 3人に執行猶予付き判決 判決を受けたのは官製談合防止法違反などの罪に問われていた一関市職員の金今進被告61歳と、公契約関係競売入札妨害の罪に問われていた一関市の建設会社フジテック岩手の元代表取締役千葉登美夫被告72歳と、その娘の元取締役千葉里美被告47歳です。 判決などによりますと、金今被告は2022年7月から2023年6月までの間に市が発注した3件の公共工事の金額を千葉里美被告に事前に漏らしました。 千葉登美男被告と娘の里美被告は知らされた金額を基に入札し工事を落札しました。 3日の判決公判で盛岡地裁の中島真一郎裁判長は金今被告について「反省の態度を示していることを考慮しても、刑事責任を軽くみることはできない」などと指摘。 その上で金今被告に懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。 千葉登美夫被告に懲役10か月、執行猶予3年、娘の里美被告に懲役1年、執行猶予3年の判決をそれぞれ言い渡しました。
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