EigenLayerがステーキング上限を引き上げ、TVLが急激に増加
EigenLayerがステーキング上限を引き上げ
イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」が、ステーキング上限を期間限定で撤廃することを2月6日に発表した。ステーキング上限の撤廃は2月9日までであり、そのあとは再び上限が設けられるとのことだ。 なおステーキング上限が撤廃された後、およそ2時間で100万ETH以上がステーキングされ、2月7日現在プロトコルのTVL(総預かり資産額)は約6168億ドル相当である約176億ETHまで増加している。 アイゲンレイヤーは、リキッドステーキングサービスを利用することで得られるトークン「LST」のステーキングを可能にするプロトコル。例えば「リドファイナンス(Lido Finance)」にイーサリアムをステーキングすると得られる「stETH」などを預け入れることで、利回りが得られるというものだ。 なお今回行われたステーキング上限の引き上げは一時的であるものの、近い将来完全な上限の引き上げを行う予定であるとのことだ。 またアイゲンレイヤーは、ステーキング上限の撤廃と同時に、新たに「フラックスファイナンス(Frax Finance)」の「sfrxETH」、「リキッドコレクティブ(Liquid Collective)」の「lsETH」、「マントル(Mantle)」の「mETH」の3つの「LST」のプールを作成し、ステーキングのサポートを開始した。 現在「アイゲンレイヤー」では、ステーキングした「LST」とその預け入れた時間を乗じたポイントが獲得できる。ポイントはアイゲンレイヤーのエコシステムへの貢献度を表すもので、公式な発表はないがこのポイントの保有量に応じたエアドロップが期待されている。
田村聖次(幻冬舎 あたらしい経済)