1800人、大わらじパレード、わらじ踊り 福島わらじまつり開幕 福島県福島市
福島県都の夏の風物詩「第55回福島わらじまつり」は2日、福島市の国道13号(信夫通り)などで開幕した。浴衣姿の市民ら約1800人が大わらじパレードやわらじ踊りを披露し、真夏の夜を彩った。 全長約12メートルの大わらじのパレードに続き、約30団体が「新わらじ音頭」に合わせて踊りを繰り広げた。沿道には大勢の観客が詰めかけ、有料観覧席では家族連れが食事をしながら楽しんだ。市内の会社員遠藤弥生さん(50)は「訪日外国人の方の姿も見られた。福島を幅広く発信する良い機会になったと思う」と語った。昨年末、東京から市内瀬上町に本社を移転した同仁医薬化工は今回、初めて参加した。浜田順一社長(62)は「地域を盛り上げたい思いで臨んだ。踊り手も福島の夏を満喫できた」と充実した表情を見せた。 3日は午前10時からわらじ作り体験教室、午後5時から福島わらじ綱引などを催す。パレードの終了後、わらじおどりコンテストとベスト創作わらじの表彰式を行う。最終日の4日は午前9時30分から羽黒神社で大わらじを奉納する。