センバツ高校野球 豊川恒例、2100段ダッシュ 坂道も走り自ら追い込む /愛知
センバツに出場する豊川は10日、坂道ダッシュと階段ダッシュをそれぞれ繰り返す、冬場恒例のトレーニングに臨み、大会に向け自分たちを追い込んだ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ナインは午前8時半ごろ、学校から3キロほど離れた赤塚山公園まで走ると、すぐに坂道ダッシュを開始。ホイッスルに合わせ、「よっしゃー」と気合を入れて3人ずつ駆け上った。三輪優輝コーチに時折「遅い」と発破をかけられながら、手を抜くことなく100メートルほどの坂道ダッシュを20本繰り返した。 続いて公園内の階段に移動すると、今度は階段ダッシュ。坂道では余裕の表情を見せていた選手も一転顔をゆがめ、一本終わる度に「きつい」と苦悶(くもん)の表情を浮かべた。互いに「頑張れ」と励ましあい、180段5本と120段10本のダッシュを見事にこなした。 赤塚山でのトレーニングは冬場の恒例メニュー。マルセロ・タム(2年)は「めちゃくちゃきつかったが自分に負けたくないという思いで走った」、清沢英柘(えつ)(2年)は「スタミナ強化のために外せない。みんな成長していると思う」と話す。 三輪コーチは「下半身強化はもちろんだが、きつい練習を通して、忍耐力を身につけてほしい」と願っていた。【塚本紘平】