西武・武内夏暉投手

■プロ野球　西武 1－0 ロッテ　（16日　ベルーナドーム） 西武は今季17度目の完封勝利で2連勝とし、ロッテに今季初のカード勝ち越し。対戦成績を4勝17敗とした。武内は9回を116球、3安打、1四球、6奪三振の無失点でプロ初完投・完封勝利で球団新人左腕は最多8勝目を挙げた。 先発の武内は今季19度目の登板、ここまで7勝6敗、防御率2.35。前回の8日・ロッテ戦では7回109球6安打6奪三振2四死球2失点で負け投手で、ロッテ戦は今季2度目。自身4連敗中。 初回は1番・荻野を中飛、2番・岡を右飛で2死とすると。佐藤を空振り三振に打ち取り三者凡退。さらに2回、3回も危なげない投球で三者凡退に抑え、一巡目をパーフェクトに抑える。 一方打線は相手先発・田中晴に対し、初回は先頭の長谷川が四球、盗塁を決め無死二塁。源田は遊飛で1死も、西川が右前安打を放ち一、三塁と好機を広げるも。佐藤龍、外崎が凡退し先制ならず。2回、3回は好機をつくれず両チーム無得点。 打線は5回に1死から炭谷がセカンドへの内野安打で出塁し、滝澤が犠打を決め2死二塁とするも、長谷川は一ゴロに凡退。 援護はなく武内は2巡目の4回も完璧に封じると、5回は4番・ソトを中飛、5番・ポランコを二ゴロと両外国人も退け三者凡退。5回まで完璧投球でロッテ打線を寄せ付けず。 さらに6回は先頭の愛斗を見逃し三振、友杉、小川を内野ゴロに抑え2巡目もパーフェクト。直後の6回裏は、2番手・八木に対し1死から西川、佐藤龍が連打で1死一、三塁。しかし外崎がファウルフライ、岸も三ゴロと2者残塁。 続く7回の武内は、3巡目も打たせて取る投球で出塁すら許さず完全試合継続。3番手・国吉に対し、7回は先頭の野村がセンターオーバーの二塁打を放ち、炭谷が犠打で1死三塁の絶好機。ここで代打・栗山を送り勝負をかけるも一ゴロで2死、1番・長谷川は空振り三振とまたも武内に援護点をプレゼントできず。 すると8回に、先頭のソトにレフトへ初安打を許し、完全投球が途切れる。ソトには代走・和田が送られ、ポランコを打ち取り1死も、盗塁を許し1死二塁。続く中村奨は空振り三振で2死も、愛斗を四球で歩かせてしまう。それでも代打・藤岡は中飛に打ち取り8回まで1安打無失点。 打線は8回に、4番手・鈴木に対し源田が二ゴロも、続く西川がライトスタンドへ6号ソロを放ち先制に成功する。 武内は9回も続投すると得点を許さずゲームセット。8月3日・楽天戦（楽天モバイル）以来6試合ぶりの白星で、自身の連敗を4で止め8勝目を挙げた。