フェムテックと防災を考えるイベントが和歌山で開催。
フェムテックと防災をテーマにしたイベント「わかる!助かる!フェムテック展 in 和歌山市」が4月12~14日、イオンモール和歌山で開かれた。イベントを主催したのは、フィガロジャポンBWA Pitch Contest 2023のファイナリストでもある山上博子さんが代表を務める100(ワンダブルオー)と一般社団法人ワーカルラボ。BWAのコミュニティメンバーたちもサポートに駆けつけたイベントの様子をリポート! 女性の心身の健康課題をテクノロジーで解決するプロダクトやサービスを意味する「フェムテック」。東京をはじめ大都市ではさまざまなイベントが開かれているが、地方では、言葉を聞いたり製品に触れたりする機会が少ないのが現状だ。 そこで、乳がん検査を医療機関以外でも受けられる「次世代がん検査サービス(New generation Cancer Test, NCT)」のローンチを目指す100の山上博子さんが、仲間らとともに、今回初めてフェムテックイベントを企画。和歌山県は南海トラフ地震での被害が想定されていることもあり、非常時の女性の健康課題を考える展示やセミナーも行われた。
会場には、災害時に役立つフェムテック製品が体験できる展示・販売スペースのほか、女性の健康課題や働き方などについてのセミナーやワークショップスペースが設けられた。併設のイオンシネマでは、若年性乳がんをテーマにしたまつむらしんご監督による映画『あつい胸さわぎ』(2023年)も上映された。
展示スペースには、山上さんと同じくBWA Pitch Contest 2023に出場し、Professional Awardを受賞した本間麻衣さんも参加。災害時などの非常時にも活躍するレスキューランジェリーのブースを出展した。
そのほか、デリケートゾーンを含めて全身を拭き取れるウェットワイプや、ゴミが出にくく初心者でも扱いやすい月経カップなど、防災バッグに加えておきたいグッズも並んだ。