二宮和也、観察眼の鋭さを発揮

二宮和也が出演する「ニノさん」(毎週日曜朝10:25-11:25、日本テレビ系、Huluでも配信)が6月30日に放送。本番組では、ゲストが楽しく生きるセンスを「ニノさん」オリジナルの形で紹介。視聴者が気になる情報を楽しく届ける。 【写真】手を振ってほほ笑む二宮和也 ■二宮和也、舞台でのハプニングを告白 今回は「相手の好みを見抜けるか!?パーソナルランキング」の企画が放送された。本企画は、お題とそれに沿った3つの選択肢をひとりずつに出題し、1位～3位までランク付けしたものを他の人が予想。当たった数だけポイントを得ることができるというもの。 二宮へのお題は“一番やりたくないミス”でランキング。「寝坊して生放送に遅刻」「自分のMCで大御所がガチギレ」「舞台の途中で完全にセリフが飛ぶ」の3つの選択肢が与えられた。ランキングをつける前、二宮は「けっこう僅差なんですよ」と悩みながら1位に「舞台の途中で完全にセリフが飛ぶ」、2位に「自分のMCで大御所がガチギレ」、3位が「寝坊して生放送に遅刻」というランキングを発表。パーフェクトに正解した人はいなかった。 陣内が「セリフが一番したくないミス？」と聞くと、二宮は「したくない！」とキッパリ。二宮は、過去に舞台のハプニングでどうにもならなかったことがあると明かし「トイレが終わらなかった。前日にすごいおいしい焼肉屋さんに行って、そこでごはん食べてたら次の日くだして。(舞台に)全然出ないでウンチしてた」と驚きのハプニングを告白した。 その結果、トイレの時間が長くなってしまったそうで、二宮は「それがチキンレースのシーンで、いなくなるいなくならないみたいなシーン。で、すごいいなくなったの俺」と説明。「俺はいなきゃいけないんだけど。そこでみんなが(二宮がいない)理由がわかんないじゃん。下手したらこの人は気分を害して飛んだのかもしれない、みたいな。俺が急にいなくなったから、情報がわからないからみんなが一斉につなぐわけ。みんなが一生懸命つないでるのを聞きながらウンコしてた」と振り返った。 ■二宮和也の鋭い観察眼 菊池風磨へのお題は“バラエティー番組で地味に悔しさを感じる”ランキング。「オチで噛んでしまった時」「気に入ったボケがオンエアでカット」「思いついたボケを先に言われて大爆笑」の3つの選択肢が与えられた。二宮は菊池のランキングを1位に「オチを噛んでしまった時」、2位に「気に入ったボケがオンエアでカット」、3位が「思いついたボケを先に言われて大爆笑」と予想。その理由を二宮は「彼は基本的に孤高の天才芸人として…」と切り出し、菊池は「芸人じゃないのよまず！(笑)」と即座にツッコんだ。 二宮は菊池について「笑われたくない、笑わせたい、それがやっぱりあるんですよ。カリスマだから。噛んじゃったことでの不可抗力での笑いはいらない。カリスマとしてはいらない、必要ない」と分析。2位に「気に入ったボケがオンエアでカット」を選んだ理由に関しては「どっちかっていうと、初おろしでやってみたけど、カットされちゃった。じゃあ違う場所でおろそうか、っていう」と説明した。菊池は「なんでそんな俺お笑いに向き合ってると思われてる？」と反応し、二宮は「孤高の天才なんでこうなるんじゃないかなって」と口にした。 結果、二宮の予想したランキングはパーフェクト。菊池も「すごい」と驚き、二宮は立ち上がってガッツポーズをした。菊池は「シンプルに全部悔しくないです、僕は本当に」と自分のランキングを説明し、本当は1位と2位は一緒くらいだったと語った。 二宮は、菊池のほかにもゲストの浜辺美波と、3時のヒロインの福田麻貴のランキングでもパーフェクトという結果に。これにはSNSでも「すごすぎない？」「さすがの観察眼」「的中率すごい」「強すぎる」などの声が寄せられた。 二宮の観察眼の鋭さにはたびたび驚かされるが、今回もその力を発揮した。二宮は、自身がMCを務めるラジオ「BAY STORM」でも、リスナーの1通のハガキやメールに対して、その人の置かれている立場や気持ちに立ってものを考えて話している印象がある。その人の空気や行動、言葉など、過ごした時間の長さに関わらず“ちょっとした瞬間”に見えるものでも鋭くキャッチする力があるのかもしれない。 二宮の観察眼の鋭さは、さまざまなキャラクターを演じる俳優としての仕事にも生かされているように思う。「ブラックペアン シーズン2」では、前作で演じた渡海征司郎とはがらりと違う天城雪彦を演じており、その振り幅にも反響が集まっている。