選挙ポスター条例、鳥取で成立 1枚限り、衆院選の適用も視野
選挙運動と無関係な同一のポスターが大量に張られるといった事態を防ぐため、選挙ポスターの在り方を明確化した条例が10日、鳥取県議会で全会一致により可決、成立した。掲示板に張れるのは選挙運動目的のみで各候補者1枚に限るとの趣旨を明記した。県は15日公示の衆院選での適用も視野に、速やかな施行を目指す。 総務省は、選挙ポスターに関し単独で条例を制定する都道府県は把握していないとしている。平井伸治知事は成立を受けて記者団に「『掲示板ジャック』のような事態が起こらないよう、県を挙げて取り組む」と強調。衆院選公示前に関係機関向けの説明会を開き、条例の趣旨を徹底する方針を示した。