筧美和子、30代を迎えての変化「また新たな気持ちでスタートできるような感覚」
約7年半ぶりに写真集『ゴーみぃー』(集英社)を発売する筧美和子。東京、福江島、沖縄を舞台に、数カ月に渡って撮影を敢行した本作は、自身がプレゼンした企画で、撮影を担当した佐内正史カメラマンも彼女からのご指名だった。写真集撮影でのエピソードや、30代を迎えての心境について聞いた。 【写真】7年半ぶりに写真集発売、筧美和子の撮りおろしカット【10点】 ──写真集の撮影は東京、福江島、沖縄、再び東京という順番で行われたそうですが、沖縄での撮影は一味違ったものになったそうですね。 筧 東京と福江島で佐内さんを始め、チームの皆さんと、ゆっくり時間をかけて安心感のある関係性を作れたので、沖縄では突き抜けるような、弾けるような世界観でグラビアを撮ろうと考えました。実際、東京と福江島では自然のままで撮影することが多かったのですが、沖縄ではテーマ性を持ってできたので新鮮でした。1冊の写真集で、いろんな面を見られるように仕上がったと思います。 ──沖縄では撮影後、スナックに行かれたとか? 筧 もともとスナックが大好きなんです(笑)。今までのグラビアは、食べるとか飲むとか、自分の楽しみなことを抑えて撮影に臨んでいました。でも今回はそういう楽しさから生まれる表情とか、生き生きしている姿を写真に乗せたかったので、沖縄では我慢することなく、自分を解放して過ごすことにしたんです。それで私主導で、みんなとスナックに繰り出しました。「撮影前の女優がすることじゃない」ってツッコまれましたけどね(笑)。 ──普段から新規のスナックは開拓するほうですか? 筧 知らないお店も入りますし、行きつけのお店もありますが、改めて「スナックっていいよね」と思うようになったのは、ここ2、3年です。周りの友人もスナック好きが多いんですけど、私は昭和歌謡も大好きで、歌うと知らないお客さんも喜んでくれるんですよね。私自身、他のお客さんの歌を聴くのは楽しいですし、スナックは一体感があって居心地が良いんです。 ──沖縄では『涙そうそう』やCHAGE and ASKAの曲を歌ったそうですが、普段はどういう曲を歌うことが多いんですか? 筧 十八番は竹内まりやさんの『元気を出して』で、スナックに行くとよく歌います。