「野球少年を卒業して」大谷翔平、違法賭博関与の釈明会見で露呈した“社会人の経験不足と未熟さ”
「僕はその時に一平さんがギャンブル依存症だというのは知らなかったですし、彼が借金をしていることもそのミーティングの時はもちろん知りませんでした。 【写真】成人式を迎えた20歳の真美子夫人、凛として美しすぎる晴れ着姿 僕は彼の借金返済にはその時も同意してませんし、ブックメーカーに対して彼に送金をしてくれと頼んだことも、許可したことももちろんないです。 試合後ホテルに戻って初めて一平さんとそこで話をして、彼に巨額の借金があることをその時知りました。彼はその時私に、僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました」 3月25日、本拠地のドジャースタジアムにアナハイム・エンゼルス迎えてのオープン戦が始まる前、「僕も話したかった」と記者会見に臨んだロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。水原一平元通訳の解雇と“疑惑”に初言及したのだが、冒頭の発言をはじめ「知らなかった」尽くしの会見となった。 違法なスポーツ賭博によって膨れ上がった450万ドル(約6億8000万円)の借金を返済するため、大谷の口座から資金を充てがったという水原氏。当初は『ESPN』の取材に「翔平が肩代わりしてくれた」と説明するも、翌日には「翔平は何も知らない」と前言を撤回。
口座から大金が消えても「知らなかった」
「ウソをついた」と告白する水原氏を“窃盗”で告発した大谷の代理人弁護士同様に、大谷本人もまた関与を否定し、「自身は被害者」の立場を会見で明確に示したのだ。 大谷によると、身辺で起きていた違法賭博問題を初めて把握したのが、韓国での開幕戦後のチームミーティング。ホテルに戻った後、あらためて水原氏から「巨額の借金がある」「口座にアクセスしてブックメーカーに送金していた」ことを知らされた。 2021年ごろからスポーツ賭博にのめり込み、2023年に口座から8~9回に分けて約7500万円ずつ送金していたとの、水谷氏の愚行に全く気づかなかった大谷。特に自分の口座から大金が消えていったにも関わらず「知らなかった」とは、にわかに信じがたいが……。