中国雲南省、アジアゾウ保護のための五つの基準を導入
【CNS】中国内陸部の雲南省(Yunnan)は、アジアゾウを保護するために、生息地の保護など五つの地域基準を導入した。 五つの基準とは、アジアゾウの生息地の回復に関する技術規則▽リハビリテーションおよび繁殖▽収容、救出および再野生化訓練▽生息地回復▽食料源の建設▽アジアゾウの動向と早期警戒-に関するもので、2024年2月23日に発効する。 政府のアジアゾウ研究センターや雲南省の関係部門が協力して、雲南省は五つの組織を設立した。これらの組織によって、五つの基準は継続的に改善されていくことになる。 アジアゾウは現存するアジア最大の陸上野生動物として、国際自然保護連合(IUCN)とワシントン条約(CITES)によって絶滅危機(EN)および附属書Iに指定されている。 1990年代、雲南省のアジアゾウは主に西双版納(シーサンパンナ、Xishuangbanna)、普洱市(Puer)、臨滄市(Lincang)の三つの地域の自然保護区に分布していた。 雲南省は長年にわたり、アジアゾウの生息地を効果的に保護するために一連の救助・保護措置を講じており、個体数は増加し続けている。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。