【速報】「1軒目でビールをジョッキ8杯」飲酒運転で親子をはね「危険運転致死傷」の罪に問われた男に「求刑通り」懲役12年の判決 裁判所「正常な運転はおよそ困難と認識 結果は取り返しのつかない重大なこと」指摘
きょう24日の裁判で大阪地方裁判所堺支部(武田正裁判長)は、「被告は長時間にわたり複数の飲食店で飲酒をし、酒に酔った状態で運転して対向車線を越えたり、居眠りをしたりするなど、正常な運転をすることはおよそ困難なことだと認識していた。落ち度のない歩行者の2人をはねて母を死亡させ、息子に5カ月の治療を要する重傷を負わせた結果は、取り返しのつかない重大なこと」などと指摘。 また弁護側が「運転代行で帰ろうとしていた」と刑を軽くするよう訴えていたことについては、「結果的に代行運転を呼んでおらず、あえて自動車を運転したので同情の余地はない」と述べました。 そのうえで「以前に飲酒運転で逮捕されたこともある中で、飲酒運転を軽視する態度は明らかであり、事故後の態度も真摯とはいえず反省は不十分」として、検察側の求刑通り、懲役12年の判決を言い渡しました。
■被害者・大久保孝之さん「母親に『求刑通りの刑が出たよ』と報告したい」
被害者で重傷を負った大久保孝之さんは、判決の言い渡しを傍聴していました。 閉廷後、関西テレビの取材に応じ、「家に帰ってから母親のもとに行って、『求刑通りの刑が出たよ』と報告したいと思います。(岩井被告には)罪に正面から向き合って、刑の期間を過ごしてほしい。飲酒運転は絶対にしてはいけないのだと(懲役刑の)12年で認識してほしい」と訴えました。
関西テレビ
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