「こんなシーン記憶にない」NBAスパーズのポポビッチHCが敵軍選手へのブーイングを制止
◇NBA クリッパーズ109-102スパーズ(日本時間23日、フロスト・バンク・センター) 【画像】カワイ・レナード選手と八村塁選手 スパーズのグレッグ・ポポビッチヘッドコーチが、試合中に場内マイクで、相手チームのカワイ・レナード選手へのブーイングをやめるようホームのファンをたしなめました。 スパーズのホームで行われたクリッパーズとの試合で、第2Q終盤、残り3分6秒、レナード選手がフリースロー1本目を終えた際、アリーナからのブーイングが強まりました。 すると、ポポビッチHCは場内マイクをもらい「ちょっと失礼する」と話し始め、「ブーイングをやめて、選手たちにプレイをさせないか。品がない。我々らしくない。ブーイングをやめてくれ」とスパーズファンに訴えました。 レナード選手は2011年から18年までの7シーズンをスパーズで過ごし、ポポビッチHCの指導を受けその間の2014年に優勝を果たしています。 チームを去って以降、古巣のファンからの風当たりは厳しく、試合前の選手紹介やフリースローに向かう時などはブーイングを浴びせられてきました。 ポポビッチHCはマイクでブーイングをやめるようアナウンスすると、再度ブーイングをとめるよう両手を広げてはらうようなジェスチャーを見せました。 この行動に日本のファンからは「ポポビッチかっこええ~。さすが名将」「元教え子を毅然とした態度で守るそんな男気に涙」「一生ついていきたくなっちゃう」「30年以上NBAを観ていますが、こんなシーンは記憶にありません」など、その勇気ある姿勢に称賛の声が多く寄せられています。