巨人・若林楽人が新天地初先発で2安打1打点 阿部監督「動物的なところがある。どんどんチャンスを」
巨人は6月30日、広島12回戦(東京ドーム)に3-2で競り勝ち、3位に浮上した。西武からトレードで加入した若林楽人外野手(26)は「6番・左翼」で移籍後初先発して2安打1打点。左翼の守備で好捕するなど攻守で躍動した。 【写真】若林楽人は四回に中越え三塁打 西武からトレードで加入した巨人・若林が移籍後初先発し、2安打1打点と躍動した。 「昨日の代打(結果は空振り三振)で悔しい思いをしていたので、何とかしてやろうという気持ちだった」 1-0の一回2死一、三塁で玉村から移籍後初安打初打点となる左前適時打をマーク。四回には中越えに三塁打を放った。二回2死満塁の左翼守備では、秋山が放った大飛球を50メートル5秒8の俊足を生かして好捕。新天地でのスタメン起用に攻守で応えた。 29日は1点を追う九回2死一、二塁で代打で出場。好機に空振り三振に倒れ「心が折れそうだった」と心境を吐露した。この日は吉川、岡本和の声掛けもあり「変える勇気を持てた」とバットを指一本分短く持ち、結果につなげた。阿部監督は「彼はちょっと動物的なところがある。ポテンシャルは素晴らしいので、どんどんチャンスをあげたい」と期待した。(樋口航)