この仕事、最悪…パブで働く女性のハラスメント地獄描いた「ロイヤルホテル」公開
「アシスタント」の監督キティ・グリーンと主演俳優ジュリア・ガーナーが再タッグを果たした「ロイヤルホテル」が、7月26日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。 【画像】#MeToo運動が題材の「アシスタント」ポスターはこちら 本作はオーストラリアの荒野に佇む「ロイヤルホテル」というさびれたパブを舞台に、ワーキングホリデーに来た女性2人に襲い掛かる悪夢を描いたスリラー。親友同士のハンナとリブは旅行先のオーストラリアで金に困り、ロイヤルホテルでバーテンダーとして働くことに。だが彼女たちを待ち受けていたのは、飲んだくれの店長や荒々しい客たちが起こすパワハラ、セクハラ、女性差別の連続だった。楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、ハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく。 ガーナーがハンナを演じたほか、「Marvel アイアン・フィスト」のジェシカ・ヘンウィックがリブ役、「マトリックス」シリーズのヒューゴ・ウィーヴィングが店長のビリー役で出演。2016年にドキュメンタリー「Hotel Coolgardie(原題)」の題材になった実在のパブがモデルで、同作ではノルウェーの女性バックパッカー2人が住み込みで働く中でハラスメントを受ける様子が詳細に記録された。舞台となったオーストラリアの出身であるグリーンは、審査員を務めた映画祭でこのドキュメンタリーを目にし、インスピレーションを受けて「ロイヤルホテル」を作り上げた。 ポスターには「この仕事、最悪。」というコピーとともに、異様な雰囲気が漂うロイヤルホテルの店構えが捉えられている。配給はアンプラグドが担当。 (c)2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW