ジオの景観を 自転車で堪能 エリア拡大10周年記念 気高で来月、ポタリング催し
山陰海岸世界ジオパークのエリアが鳥取市西部の気高、鹿野、青谷の3町に拡大されて10年となる。10年の節目を記念し、気高町の観光関係者らが11月2日にジオパークの美しい景観を楽しみながら自転車で散策するイベント「MAGIKETAKA POTTERING TOUR」を開催する。 イベントは自転車で景色などを楽しみながらゆっくり走行する「ポタリング」形式。参加費は大人千円、小学生以下500円。予約制で申し込みは28日まで。 同町農業者トレーニングセンターを発着点に「平成の名水100選」に選ばれた同町殿の「布勢の清水」で折り返す約17キロのコース。コース途中には、県無形民俗文化財に指定されている「うぐい突き」で有名な大堤池、幕末に活躍した石工「川六」が制作したこま犬がある八幡神社など名所が点在し、各所で地元住民によるガイドも楽しめる。 エイドステーションも設けられており、地元住民による布勢の清水を使ったコーヒーの振る舞いなどが予定されている。 同町ではこれまでも、「同町観光ボランティアガイドの会」がサイクリングマップを制作するなど、自転車による周遊観光促進に力を入れてきた。 同協会の河根裕二会長は「歩くと距離があるが自転車だとちょうど良く、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる。ぜひ参加して、気高の魅力を再発見してほしい」と話した。
日本海新聞