トヨタ決算発表 豊田社長が事業方針説明(全文2)中国でもじわじわ、こつこつ
来期はより低価格な車にシフトするのか
Car Watch:Car Watchの谷川です。来期の見通しなんですけど、来期の見通しで販売台数が増える見通しになってるんですけど、実際の売上高は2256億円ほど減るみたいな見通しになっていて、そのうちのたぶん為替の影響は1800億円で見ればいいと思うんですけど、台数が増えて売上高が減るっていうことは、より低価格な車にシフトするっていう理解でよろしいんでしょうか。その辺を教えてください。 小林:今年はどっちか言うと反対で、ヨーロッパのハイブリッドが売れました。そうすると高いものですから、台数のわりに売り上げが伸びてるんですね。それは年代によって売るものがいろいろ変わってきますので、メイン車種がですね。 それから日本ではクラウンが売れてますので、割合、まずまずかなと。だから、そのモデルミックスの関係でそうなってるだけだと思います。抜本的にどこがおかしいとかどこがいいという感じじゃありませんけどね。カローラあります。カローラスポーツもありますから。 司会:はい、よろしいでしょうか。では次のご質問いかがでしょうか。では前から2番目の方、お願いいたします。
円高リスクはどのくらい織り込んでいるのか
テレビ東京:テレビ東京の【滝田 00:36:02】です。1点お伺いしたいのは、これはどちらがいいんですかね、白柳さんかもしれませんが、為替なんですけれども、2020年3月期で為替が減益要因として効いてくるということなんですが、拝見してますとドル円相場が110円でユーロが125円ですが、足元瞬間風速でドル円が109円台をつけて、ユーロは123円台まで上昇気味になっていると思います。為替がより円高方向になる場合のリスクシナリオというのはどのくらいまで織り込んでおられるんでしょうかと。 もう1つ、それと絡んでお伺いしたいんですけれども、新興国での展開を活発化されてることの影響だと思うんですが、その他通貨、おそらく新興国通貨の為替差損部分が結構増えてるような感じがいたします。具体的にどの国でこのくらいの影響が出てるのかということを教えていただければ幸いです。以上であります。 白柳:はい。為替につきましては、ご指摘のとおり、私ども日本で300万台造りまして、車も輸出をしてございますので、影響を受けるということは事実でございます。ご質問にありました円、米ドルからユーロについて足元が少し円高に推移していることもそのとおりでございます。 われわれの為替の前提は110円、125円という前提は予測レートということではなくて、基本的には3月の実勢レートを5円単位で下回るようにしたという形で、毎回そういう置き方をしているということでございますので、ご指摘どおり実勢のレートがもし下がるということであれば、その分、為替で収益的には影響を受けるというのはそのとおりの事実でございます。 あと、新興国通貨の影響でございますけれども、今年度のところで、その他通貨ということで1100億円ほど影響が出てございますけども、大きなところでは豪ドルの円高、それからカナダドルのところの円高、それから、英、イギリスのポンドの円高、それからルーブルのところの円高、それぞれが影響を受けた形の減益になっているということでご理解いただければというふうに思います。 司会:はい。よろしいでしょうか。それでは次のご質問いかがでしょうか。では前から3番目の方お願いいたします。