番記者のちょっといい話 巨人・山崎伊織、ドラ1・西舘に声掛け…面倒見いい兄貴分
(セ・リーグ、巨人2-0中日、4回戦、2勝2敗、23日、ひたちなか)山崎伊は周囲への気配りを欠かさない。2月の春季キャンプ中、後輩思いの一面が垣間見えた。周りに先輩ばかりで緊張していたドラフト1位・西舘(中大)に積極的に声を掛けて緊張を和らげ、チームに溶け込みやすい雰囲気づくりに徹した。 「自分も1年目のときに先輩ばかりで緊張した。野球以外での気疲れもあったので、少しでも野球に集中できるようになればと思って」 面倒見のいい兄貴分だからこそ、1学年下の赤星ら多くの後輩から慕われている。この日に七回を投げ切れなかった悔しさを押し殺し、ピンチを救ってくれた高梨への感謝の気持ちを忘れなかった姿こそが、山崎伊の人柄が詰まったシーンだった。(巨人担当・樋口航)