UNISON SQUARE GARDEN・斎藤宏介 2023年に観に行ったライブで3本の指に入ると絶賛したアーティストとは?「泣けてくるぐらい…」
きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」(毎週日曜12:30~12:55)。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。 1月7日(日)、1月14日(日)の放送では、UNISON SQUARE GARDEN、XIIX(テントゥエンティ)と2つのバンドで活動する斎藤宏介(さいとう・こうすけ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
★「両立」をテーマにクロストーク
1985年生まれ、アメリカ・ニューヨーク州のスカースデイル出身の斎藤さん。4歳までスカースデイルで過ごした後、イギリスやシンガポールで過ごしたことも。そんなグローバルな経験を持つ斎藤さんは、2004年にUNISON SQUARE GARDENを結成し、2008年にメジャーデビュー。今年の7月にバンド結成20周年を迎えます。そして、2019年にはベーシストの須藤優(すとう・ゆう)さんとXIIXを結成しています。 2つのバンドを掛け持つ斎藤さんと、今回は「両立」をテーマにトークを展開。まず斎藤さんに、UNISON SQUARE GARDENとして活動していたにもかかわらず、なぜもうひとつ新しいバンドを結成しようと思ったのか、その理由を尋ねると「UNISON SQUARE GARDENを好きだからこそ、自分の部分をあえて出さないほうが(バンドとして)上手くまわることって、たくさんあると思っていて。でも、それがどんどん積み重なって、“このアプローチもすごく魅力的だよな”っていう思いもあったんです。それで、“これをいつか世に出せたらいいな”と思っていたんですけど、UNISON SQUARE GARDENがちゃんと自立して“間違いないバンドになったな”って周りからも思ってもらえたタイミングで、(XIIXを)始めさせてもらった」と振り返ります。 きゃりーにもバンドマンの友達がいて「スケジュールを聞くと、ひとつのバンドだけでも超ハードだなと思ったんですけど、両立はどんなバランスになっているんですか?」とさらなる質問が。 これに斎藤さんは「大変ですね……」と苦笑いを浮かべつつも「基本的に、音楽以外に興味のない生活を送っているので、時間は音楽のことに使うし、睡眠時間もしっかり取っているから、自然ではありますね」と答えます。 2つのバンドで活動する今もなお、音楽でやりたいことは尽きることがなく「まだソロもやっていないですし、(一緒に)やりたい人もたくさんいますし、(音楽は)ほぼ趣味半分、仕事半分みたいな感じ」とも。 また、ボーカルとギターの両立については「ボーカルとギターは、セットじゃないと気持ち悪いです」とキッパリ。本来、2つのことを同時にやることが苦手なタイプながらも、「ギターとボーカルに関しては、セットのほうが両方しっくりくるという感覚です」と話します。 2つのバンドで活動するようになって感じたこととして、「メンバー間が仲良くなった」と斎藤さん。というのも、「UNISON SQUARE GARDENで、何か自分が“これをやりたいけど、できたかった”みたいなフラストレーションが生まれたときに、(バンドが)1個しかなかったら、たぶんケンカをしてでもやろうとするんですけど、(2つのバンドで活動することによって)“じゃあ、これはXIIXで形にしよう”ってなると、メンバー間ですんなり動いていくので、それは両立して一番よかったことかも」と本音で語ります。