正調の踊りを小粋に ゲスト迎えて「天龍峡をどり」【長野県飯田市】
生演奏に合わせて正調龍峡小唄を踊る催し「名勝天龍峡をどり」(実行委員会主催、南信州新聞社など後援)が7日、長野県飯田市川路―龍江間の姑射橋(こやきょう)周辺で開かれた。地元と地域外から2500人(主催者発表)が集まり、橋の上で踊る風流を楽しんだ。 演奏舞台を設けた橋のたもと周辺には「天龍峡縁日」の飲食屋台が並び、川路出身のものまね芸人、ニッチローさんと県マスコットキャラクターのアルクマも登場して、会場の雰囲気を盛り上げた。 「正調」の踊りを大切にしようと、今年は今昔小町の会が踊る手本を見てから踊りがスタート。JR飯田線を利用するなどして、天龍峡以外から集まった人も輪に加わり、小粋に踊った。 子どもの頃から龍峡小唄に合わせて踊っていたというニッチローさんは「この曲を聴くと細胞が反応する。踊らないと秋を迎えられない」と話し、ユニホーム姿で踊りの輪に加わった。 天龍峡温泉観光協会の牧内健会長(69)は「家族連れを中心に人の出がよく、県外や海外から旅行に訪れた人も立ち寄ってくれた」と振り返った。