自民、ダンサー会合陳謝 青年局長に鈴木貴子氏起用
自民党は、露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた和歌山県連主催の会合参加を理由に辞任した藤原崇青年局長の後任に、鈴木貴子副幹事長を充てる人事を固めた。党関係者が11日明らかにした。青年局は同日、会合について「極めて不適切な余興が実施され、一部参加者に品位を欠く振る舞いがあった。深くおわびする」と陳謝するコメントを発表した。 女性の青年局長は2020~21年の牧島かれん前デジタル相以来となる。鈴木氏は衆院当選4回で茂木派所属。日本維新の会を離党した鈴木宗男参院議員を父に持つ。 陳謝コメントは、会合に参加した藤原氏と中曽根康隆局長代理=いずれも8日辞任=が余興の内容を知らされておらず、演目終了後に注意したと説明。会合の費用は参加者の会費と県連の経費で賄われ「党本部からの助成金は一切使われていない」と県連から報告を受けたと強調した。再発防止を徹底するとしている。