元外資系CA芸人・CRAZY COCO 話題のCAネタ動画は「“この女性、苦手だったな”というのをハイブリッドさせています(笑)」
もともと英語好きだったCOCOさんは、大学時代におよそ1ヵ月間オーストラリア留学したときに「がむしゃらに勉強した」というCOCOさん。その甲斐もあって、ネタ動画でも流暢な英語を披露しています。 商社で働き、多忙のなかCAを目指す準備をしていた頃、挫折しそうになったことも。「(CAになる)夢を諦めることはなかったけれど、“面倒くさい”が勝っちゃって、目標からどんどん遠ざかってしまったことがあって。それは自己責任なんですけど、“いま、挫折に向かっているな”と客観的に気づけたときに、自分でスケジュールをしっかり立ててコツコツやり続けたことで軌道修正できた」と当時を回顧。そんな自身の経験から「それぐらい夢って熱量がないと叶えられなかったのかなと思います」と語りました。
◆芸人をやってよかったなと思う瞬間は?
きゃりーから、なぜお笑いの道に転身したのかを問われると、「お笑い芸人を目指したというよりかは、“エンターテイナーになりたい”と思って動き出した」とCOCOさん。新型コロナで入院したときにメンタルが落ち込んでいくなかで、“このまま死んでいいのかな”という思いが芽生え、「自分の半生を振り返ってみると、たぶん私はポジティブを発信して生きていったほうが幸せになれると、そこで気づいた」と言います。 とはいえ、そのときCOCOさんは35歳。どうすればエンターテイナーになれるのか、その術が分からず「普通にインターネットで“女 エンターテイナー なり方”って(検索して)雑に調べて(笑)。そうしたら、たまたま『女芸人No.1決定戦 THE W』がエントリー期間中で、これはもう“やれ!”ってことだと思った」「OLをしながらでも挑戦はタダでできると思ってやってみたら、運良く(吉本興業に)拾ってもらった感じですね」と笑顔で語ります。 ひとりでお笑いの舞台に立つのは容易なことではありませんが、「2歳から高校3年生のときまでクラシックバレエを習っていたので、舞台慣れというか、そういう度胸はあったんですけど、人前でしゃべるみたいなことはあまりなかったので、“思い出づくりにやろうかな”ぐらいの勢いでしたね」とCOCOさん。 お笑いの道へと進んで37歳となった現在、「やってよかったなと思う瞬間は?」ときゃりーに聞かれ、COCOさんは「私のことをフォローしてくださっているのは、大体がアラサーやアラフォーの女性が9割なんですけど、実際にテレビに出たり、SNSにネタをあげたりしたときに、例えば『しんどいときにCOCOさんのネタを観て頑張ろうと思えた』『35歳でお笑いに転身したCOCOさんのことを観て、私も○○にチャレンジしました』といった反響が届くと、お笑いの力だけじゃなくて人が実際にアクションするきっかけを与えられていることがすごくうれしい」とやりがいを熱く語っていました。 COCOさんとの2週にわたるトークを振り返り、きゃりーは「すごく話しやすくて、上品さとお笑いの割合が絶妙ですごく楽しかったです」と話していました。 (TOKYO FM「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」2024年1月21日(日)、1月28日(日)放送より)