松本人志と週刊文春の裁判 双方代理人弁護士がコメント発表「双方の話合いに基づき…裁判を終結」
ダウンタウンの松本人志(61)が女性に性的行為を強要したと報じた「週刊文春」の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして5億5000万円の損害賠償などを求めている訴訟を巡り、双方の代理人が「八重洲総合法律事務所」のサイトを通じてコメントを発表した。 【写真】吉本興業が公式サイトで発表した「松本人志に関するお知らせ」 同法律事務所は「松本人志と株式会社文藝春秋及び竹田聖との間には、損害賠償等請求事件が係属していましたが、今般、双方の話合いに基づき、原告は同事件を取下げ、被告らはこれに同意し、裁判を終結しました」と報告。 「この取下げに関して、両者を含む関係者の間で、金銭の支払い、ないしその約束がなされたことはありません」とし、「本件は取下げとなりましたので、両者はもちろん、女性たちを含む関係者の静謐を乱す行為や誹謗中傷等は厳にお控えください。本件についてご報告できる内容は以上のとおりです」と声明を発表した。 本件においては8月14日に予定されていた第2回弁論準備手続きが今月11日に延期となっていた。弁論準備手続きが延期となり、年をまたいだ長期戦も予想されていた。 松本は週刊文春との裁判に注力するため1月から活動を休止中。今後は、芸能活動再開の時期などに注目が集まる。 【松本と文春の裁判の経過】 ▽昨年12月27日 文春が松本の女性への性的行為の強要を報道 ▽同日 吉本興業が、記事は客観的事実に反するとして「法的措置を検討」と抗議コメント。文春は「記事には十分な自信」と反論 ▽1月8日 吉本興業が松本の活動休止を発表。松本はSNSに「事実無根なので闘いまーす」と投稿 ▽22日 松本個人で文春の発行元・文芸春秋などを提訴 ▽3月28日 第1回口頭弁論 ▽6月5日 弁論準備手続き ▽7月11日 松本の代理人が会見。告発者であるA子を提訴する可能性を示唆 ▽8月14日 2回目の弁論準備手続きが延期 ▽10月8日 2回目の弁論準備手続きが11月11日に決定