[関西U-16 ~Groeien~]得意の守備を伸ばすために東海大大阪仰星へ進学。MF伊藤隆之介は「ただ、『勝ちたい』っていうだけ」で走り、セカンド回収を連発
[4.28 関西 U-16 ~Groeien~G1第1節 東山高 2-1 東海大大阪仰星高 ダイセル播磨光都第3G] 【写真】国立で現地観戦した乃木坂46元メンバー&話題の水着グラビア表紙 「ただ、『勝ちたい』っていうだけでやっていただけです」。東海大大阪仰星高(大阪)MF伊藤隆之介(1年=VUERO出身)は後半の勝負どころで特に光る動きを見せていた。だが、「関西U-16 ~Groeien~2024」開幕戦は後半ラストプレーの失点によって惜敗。「勝ちたい」という思いだけで戦っていたというMFは試合後、敗戦の悔しさを一際強く感じさせていた。 「(関西 U-16 ~Groeien~は)やっぱり一人ひとりがしっかり戦わないと勝てないな、っていう印象を持ちました。セカンドボールのところはまだまだ全然拾えてなくて、決め切らないとアカンかったところで決め切れていない」(伊藤) 東海大仰星は前半終了間際にFW岡本唯佐のゴールで先制。後半に追いつかれたものの、伊藤や右SB藤川智也、左SB木武優希が攻守両面で良く走るなど、相手を押し返していた。伊藤は「やっぱ勝ちたいっていう気持ちです」を原動力にセカンドボール回収を連発。攻守の中心となっていたボランチはこの試合、右足のコントロールショットで相手ゴールを脅かすシーンもあった。 DF陣も鋭い読みと出足の速さを見せたCB福田健心と際の攻防で奮闘したCB塩山楽中心に粘り強い守り。勝ち切ることはできなかったが、敗戦の悔しさはエネルギーになっている。伊藤は「これをバネにして絶対次勝って、優勝したいと思います」。次戦での必勝を誓っていた。 伊藤は東海大仰星へ進学した理由について、「守備が強かった。自分の得意なところをもっと伸ばそうと思って行きました」と説明する。この日は得意の守備で存在感を放ったが、満足感はない。「やっぱり守備は自分の強みなんで、そこをしっかりと次の試合、無失点で抑えられるようにして、苦手な攻撃の部分でもどんどんチームに貢献していけるようにしていきたいです」というように、貪欲にレベルアップすることを目指していく。 東海大仰星での3年間の目標は、過去最高成績の選手権3位を越えて全国制覇することだ。今年の1年生について、「一人ひとり自分の個性があって、1つになったら絶対全国優勝狙えると思う代ですね」と語る伊藤は、チームを引っ張って1年生からタイトルを勝ち取る。
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