宇宙から帰還したバービー人形、ロンドンで初の一般公開
(c)AFPBB News
【7月7日 AFP】英ロンドンのデザインミュージアム(Design Museum)で5日、国際宇宙ステーション(ISS)に「滞在」し、半年にわたって地球を周回した「バービー(Barbie)」人形が初めて一般公開された。 ミュージアムでは同日、「バービー」ブランド誕生65周年を記念した企画展「Barbie: The Exhibition」が開幕した。宇宙から戻ってきた人形も展示品の一つ。 このバービー人形は、欧州出身女性として初めてISS船長に就任したサマンサ・クリストフォレッティ(Samantha Cristoforetti)氏がモデルとなっている。ミッションではクリストフォレッティ氏と共に地球の周りを回った。 会場では、バービー人形と一緒に無重力の船内で浮遊しながら、質問に答えたり、科学者や宇宙飛行士を目指す少女たちを激励したりするクリストフォレッティ氏の動画も見ることができる。 キュレーターのダニエル・トム(Danielle Thom)氏によると、地球に帰還した後にこの人形が一般公開されるのは今回が初めてだという。クリストフォレッティ氏は自分のバービーが同展の目玉となることに興奮していると話した。 企画展ではその他、人類が初めて月面歩行に成功する4年前の1965年に発売された「ミス宇宙飛行士(Miss Astronaut)」バービーや、サリー・ライド(Sally Ride)氏が米国人女性初の宇宙飛行士となったことを記念して1985年に発売されたメタリックピンクの宇宙服姿のバービーなども見ることができる。 宇宙関連以外では、1968年に発売されたおしゃべり機能付きバービーの試作品や最初期のバービーなども展示されている。 映像は1日撮影。(c)AFPBB News